この道にワサー
「この道は、永遠に続くんじゃないのか」
ゼハゼハと言いながら、上へ上へと坂道をのぼった。くねり歩いてきた道を、少しふり返って見てみると、遠くの山なみと睨めっこが出来そうな高さにも感じた。駅からだいぶ歩いてきたようだね。
「あれは、富士山かな」
オレンジの夕陽に照らされていた。
ちょっと逆光というのか御光が差しておられる。
「なんて、美しいんだ」
道の横でサラサラと風に吹かれている。穂が開いたススキは、やっぱり!愛猫さんのしっぽみたいで。見つけるたびに「この景色を愛猫さんにも見せてあげたいなぁ」と思った。
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