【市役所】官民「共創」できますか?
職場でひょんなことから官民「共創」セミナーなるものを受講しました。
セミナーの内容としては、官民連携として自治体と民間企業が連携協定を結ぶのは頻繁に見かけるようになりましたが、そこから一歩踏み込んで官民「共創」で成果を作り出していこうというような趣旨のものでした。
この話を聞いて、これから人手不足が深刻化(すでにか…)していく中で、行政もさらに使えるリソースが少なくなる一方、増大するニーズに応えていくためには官民「共創」は不可欠だと考えさせられましたが、正直言うは易しだなぁって感じました。
「共創」って言葉の響きはいいですが、実際行政も民間企業も余裕があるとは言えない状況で、お互いの企業(役所)文化が違うとくれば、足並みを揃えながら物事を進めることはかなり難しいですし、「共創」したからといって必ずしも成果も出るわけではなく、短期的には利益を見込めることも少ないのではないかと思います。まさに骨折り損になる可能性が高いものかと。
ただ、逆に言えば、これってかなりチャンスでもあって、先程も言った通り「共創」って言葉の響きはいいので、お互いのアピールになります。下手な鉄砲数打ちゃ当たるではないですが、「共創」アピールすることで、いろんな繋がりが生まれて思いもよらない可能性を広げる結果もあったりもするんじゃないかなと思います。特に、小さな自治体にとっては当たったときのインパクトは大きいのかもしれません。
と、セミナーを受けて自分なりに官民「共創」について考えてみたわけですけど、そもそもこれまでも言わなかっただけで、官民「共創」してきたんじゃないかと思うわけで、今さら何言ってんだともふと思ってしまいました笑
いずれにしても官民「共創」は目的ではなく課題解決の手段の1つだということを肝に銘じておくことにします。(どうしても行政だと手段の目的化をしがちなので…)
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