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それは祈りに近い気持ち
一昨日と昨日、半ば祈るような気持ちで自宅からYouTubeでFUJI ROCKの配信を観た。
ミレパもKing Gnuも終盤だったから運良く都合がついて観ることができたけど、どちらも圧巻だった。超かっこ良かった。できることなら現地に行って、生で聴いてみたかったな。
どうか出演者、スタッフ、観客が無事で、また今後も開催されますように。
わたし自身はフェスには行ったことがないからそこに思い出もないし、出演者や足繁く通ってきた人が抱いている思い入れも想像でしか分からないから開催の意義とかは書けないけど、昨日のKing GnuのMCで井口さんが言葉を選びながら、時折何かを堪えた声で言っていた
「病院の方々達にもどうやって顔向けたら良いか分からないけど」
「それぞれ皆さんの考えが自分の中にあってそうやって生きていくんだって」
「それは交わらないかもしれないし、一緒になることはないかもしれない」
「明日を笑顔で生きれるような力になったらいいなという願っている、そういう思いで立っている」
って言葉が1日経ってもずっと心に残っている。
交わらないかもしれない、一緒になることはないかもしれない。
そう言っていたけど、本当はさ、交わりたいし、分かち合いたいよね。
極端かもしれないけど、戦争ってこういうことかもしれないってふと思った。
戦争をしたいって思ってる人なんてきっとほとんどいなくて、特に前線に立つ人なんて余計にそうで、誰かを傷つけたくない、大事な人を守りたい、その気持ちは共通していて、それぞれの正義があるからこそ、交わらないのがもどかしい。
なんかきれい事に聞こえるかもしれないけど、結局対話しかないんじゃないかなって思う。
全員が全く同じ考えを持つなんて無理で、完全に交わることも無理。
でも、共感できなくても認め合って理解すること、理解しようとすることはできるんじゃないかって。
一方的に言うのではなくて相手の考えや思いを聞いて、話し合ってお互いの気持ちが少しでも近づくところに向けて動いていく。
書けば書くほどきれい事に聞こえるし、そんな簡単なものじゃないことも大人になったわたしは知ってしまっているけど、せめて自分が関わっている人、周りにいてくれている人にはそういう気持ちで接していきたい。この気持ちは忘れたくないって改めて思った。
話したいな。いろんな人と話したい。
そういう気持ちになりながら聴いた最後のサマーレイン・ダイバーはなんだかすっごく沁みた。
早く皆で踊りたいね。その日が来るのをずっと願ってる。