好きな人の好きなものは好き?
「好きな人の好きなもの/人は自分も好きでいるべきか」
自分の身近にいる人に対しても、アイドルとか俳優さんとか、所謂「推し」と言われる人たちに対しても、こんなことを考える機会が増えてきた気がする。
結論から言うと、わたし個人としてはNOです。
もちろん自分もその人と同じくらいの気持ちでその対象を好きで、その気持ちを共有できたら素敵だなと思うけど、あくまでそれは結果論で無理に好きになろうとはしてこなかったし、多分これからもしない。
誰に対してもだけどその人の1から10まで全て好き、という感覚があまりないからかもしれない。
この人のこういうところは合わないけどこういうところは好きだし素敵だと思う、だからトータルで考えてこの人が好き、という気持ちが念頭にあるのがきっと大きい。
だから友だちでも恋人でも好きな芸能人でも、その人が好きだと言ったものはまずは肯定的なところから入ってみるし、身近な人だったら直接話を聞いて探ってみるけど、それでも自分に合わないな、と思うことはわたしの中では往々にしてある。
そういう時は、単にピンとこなかった、もしくはわたしとその人の「合わない」部分でのその人とその対象との共鳴なのかもしれないな、と思ってそれ以上は近づかない。
でも大事なのって、自分がそれを好きになる以上に、その対象があまりにも非倫理的、非道徳的なものじゃない限り、好きな人が好きだという事実を否定しないことなのではないでしょうか。
わたしは好きにはなれなかったけど、あなたがこれを好きだと思う気持ちは素敵だと思ってる。
これで十分じゃないかと思う。
共感より理解をしたい、というのがここ数年感じていること。
もちろんこれは人によって違うだろうけど、好きな人の好きなものを自分が好きになれなくて落ち込んでいる人を見かけると、寂しいし辛いと思うけど、それでいいんだよ、自分の気持ちを主軸に考えようとしていることはとても大事だと思うよ、って声をかけたくなってしまう。少なくともわたしは。
いろんなことが頭の中を巡ってしまうこともあると思うけど、何よりもまず自分を大事にしていこ。それができた上での対人関係でありオタクだと思ってます。
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