カナダ閣僚、2019年に中国共産党から選挙支援を受けた疑い：報道

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カナダ安全情報局筋3人の最近の証言によると、メアリー・ン国際貿易相は、中国共産党の支援を受けたとされる11人の候補者の中で、要注意人物だった。

オンタリオ州オタワ（LifeSiteNews） - ジャスティン・トルドー首相のトップ閣僚の1人が、2019年カナダ連邦選挙で中国共産党（CCP）の支援を受けた疑惑があるとして呼び出された。

ザ・ビューローの報道によると、2019年の自由党閣僚メアリー・ウンは、カナダ安全情報局筋3人の最近の証言によると、中国共産党の支援を受けたとされる11人の候補者の中の要注意人物であった。

カナダの国際貿易大臣であるウンは、トルドーによってその役に抜擢された。しかし、『ビューロー』によると、彼女は中国共産党の支援を受けているとされる人物であることが調査で判明している。

中国共産党は「統一戦線」を通じて、候補者に秘密裏に資金を提供することで知られていた。「統一戦線」とは、中国共産党の海外における利益を促進するために、重要な人物やグループをネットワーク化することを目的とした政治戦略である。

2020年2月の枢密院の文書には、「資金提供のほかに、統一戦線は候補者に後方支援、有利なメディア報道、推薦を提供する可能性が高い」と記されている。

内部告発者は、安全保障上の懸念と現在進行中の調査のため、特定されていない。

報告書はまた、中国共産党の 「統一戦線 」に支持された人々を調査から守ることを約束したとされる自由党のユエン・パウ・ウー上院議員との間の秘密録音があったとも主張している。

ウー氏は、The Bureauが掲載した秘密テープの一本でこう語っている。「私の多くの友人、政治指導者、ビジネス指導者、メディア指導者を含め、カナダの主流派が非常に危険な傾向、私がリトマス試験紙と呼ぶものに陥っていることを非常に心配している」

「例えば、香港における見解、チベットに対する見解、ウイグルに対する見解、南シナ海に対する見解、統一戦線に正式に加盟している団体に所属しているかどうかなどだ。ご存知のように、多くの組織が統一戦線の組織リストに名を連ねています」

ウーはまた、「たまたま統一戦線の組織としてリストアップされている組織に所属しているかどうかをリトマス試験紙にすべきではない」とも述べた。

中国共産党の諜報員がカナダの選挙に介入する可能性は、特にトルドーが過去に中国の「基本的独裁」を賞賛し、権威主義国家を自国以外で最も好きな国としていることを考えると、多くのカナダ人を不安にさせている。

元カナダ安全保障情報局長のリチャード・ファデン氏によると、2021年の同委員会での証言によれば、カナダにおける中国の諜報員による裏工作は日常茶飯事だという。

「カナダにおける大きな困難は、一般市民が我々が脅かされていることを理解するのが難しいことだ。」

そして、「彼らは否定的な意味で我々を追っている 」と付け加えた。

選挙介入以外にも、中国、ひいては中国共産党は、カナダやその他の国々で秘密裏に「警察署」を運営していると非難されている。

先月、LifeSiteNewsは、保守党の国会議員が、中国共産党がカナダ国内の複数の場所で「警察署」を運営していることを確認したと報じた。

警察署は現在、王立カナダ騎馬警察（RCMP）によって調査されており、「中国大使への正式な外交抗議 」も行われている。

2022年9月、ライフサイトニュースは、これらの警察署が中国の公的な法執行機関である福州公安局（PSB）とつながっていると報じた。

トルドー連邦政府は中国共産党の選挙介入への対応が遅れている。

2023年9月7日、連邦政府は、2019年と2021年の連邦選挙における外国による選挙干渉の可能性について、ケベック州判事のマリー＝ジョゼ・ホーグを責任者とする公開調査を開始すると発表した。この調査は1月29日に開始される。

トルドー首相は昨年、「家族の友人」であるデビッド・ジョンストン元総督を「独立特別報告者」に任命し、中国共産党の疑惑に関する調査を開始したが、失敗に終わった。

ジョンストンは昨年、この件に関する公的な調査を行うべきではないとの結論に達し、反発を受けて辞職した。保守党の議員たちは、ジョンストンが中国やトルドー家とのつながりがあるとして、ジョンストンを交代させるよう要求した。