見出し画像

アルバータ大学、知的自由を優先しDEIポリシーを廃止

元記事はこちらから/Click here to read the original article.

アルバータ大学のビル・フラナガン学長は、同大学は多様性、公平性、インクルージョンの方針から即刻転換する意向であることを発表した。

フラナガンはエドモントン・ジャーナル紙に寄稿した論説の中で、まず同大学の初代学長ヘンリー・マーシャル・トリーの言葉を引用した。トリーは、中等教育後の学校を設立する際に、学校の使命は 「偏見や憎しみが生きられないような知的で精神的な雰囲気を作ることであり、私たちの国民生活に入り込んでいる多様な要素の統一を助けることを仕事とする公正な機関を作ることである 」と述べた。

フラナガンによれば、DEIの実践からの脱却は、好奇心、厳密な探究心、真理の探究といった公立大学の基本的価値観に再整列するという同校のコミットメントを表しているという。

同教授は、「対話を促進し、相違点をナビゲートすることは不快なことかもしれない」としながらも、そのような不快な瞬間こそが、変革的な学習と理解をもたらすのだと述べた。

今回の決定は、カナダで初めてDEIを廃止し、実力主義に戻した大学である。

フラナガンは、長年の間、DEI政策は「極論化し、私たちが共有する人間性よりも、むしろ私たちを分断するものに焦点を当ててきた」と述べた。

フラナガンは、地域住民との広範な協議を経て、「トーリー学長の志を引き継ぎながら、私たちが目指す地域社会のあり方を、言葉だけでなく行動によりよく反映させ、進化させる」時が来たと考えている。

「これが、私たちが新しい枠組みと新しい言葉、すなわちアクセス、コミュニティ、帰属意識をもって前進する理由です」

学長兼副学長は、この転換は「用語の変更以上のもの」であり、大学は「共通基盤を強調し、真のつながりを育む」ことに、より多くの行動を起こすだろうと述べた。

さらに、経済的・社会的な障壁に直面する可能性のある学生たちにも平等な機会を提供する場を作るという点では、アクセス、コミュニティ、帰属という言葉の方がよりよく大学の願望を表していると述べた。

「コミュニティは、集団としての幸福と目的を共有するという私たちの信念を強調するものです。帰属意識は、個々人がそのユニークな貢献に対して価値を感じられるような空間を育成するという私たちの目標を反映しています」とフラナガンは語った。

いいなと思ったら応援しよう!