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人としての「深み」



今回、部員ブログを担当する
4年の追川昭人(浦和学院高校)です。
はじめに言わせて下さい。
『僕は、日本の大学サッカー界で1番下手な自信がある。』
そんな僕が、
・なぜ"サッカー"というスポーツにこだわるのか。
・なぜ小学2年生から今まで続けられたのか。
僕自身の生い立ちを辿りながら、日頃どういうメンタリティでサッカー(自分)と向き合っているのかを、全てこのブログに書きます。
このブログを読んで、
『こいつ頭おかしいんじゃね?』
『何が言いたいのか分からない…』
と思ったら、読まないでください。
あくまで、僕自身の基準値で、嘘偽りなく書かせていただきます。

 もし、僕みたいに、"一度もTOPチームに上がったことのない選手"や、"サッカーを辞めようとしている選手" "なかなか結果が出せない方" "人生を諦めようとしている方"に読んでほしいです。


〜目次〜
1,経歴と罵声
2,自分と向き合うことが、『継続』となる
3,『努力』は存在しない
4,息抜きの重要性
5,ラスト1年の目標とこれからの自分



1,経歴と罵声
 僕のサッカー人生の原点は、『クーバー浦和道祖土校』である。
そこから、S.T.FC→浦和学院高校と進学し、今の中央学院大学でサッカーをさせてもらっている。
 はっきり言って、これまでのサッカー人生で結果を残したことは1度もない。試合に出場し続ける訳でもなく、高校と大学では、1度もTOPチームに上がったことはない。普通の人間なら絶対にサッカーをやめているだろう。それでも、僕はサッカーを辞めず、そして諦めずにここまできた。

『サッカー続けて何の意味があるの?』
『結果出せてないなら高卒で就職した方がまだマシ』
『時間の無駄』
『馬鹿じゃない』
『お前じゃ無理だと思うよ』

散々言われてきました。
これだけじゃありません。
選手以外に、コーチにも言われたことがあります。ここの壁を越えるのに、かなり苦労しました。だって、自分が信頼していたコーチから『お前じゃ無理だと思うよ』と言われるんですよ? 

僕自身も、大学でサッカーをやる前は辞めようかと悩みました。
でも今は、堂々と胸を張って
『続けてきてよかった』
と言えます。
僕に、散々嫌味や妬み、罵声を言ってきた人達には感謝しかないです。その嫌味や妬み、罵声の数以上に強くなったからだ。


2,自分と向き合うことが、『継続』となる
 これまでのサッカー人生を通して、1番大切だと思ったことは、自分と向き合うことだと痛感した。中学、高校の時の自分は、他人と比較したり、他人に合わせたり、他人の自主練を一緒にやったりと、自分の意志が弱く、また自分の立ち位置を理解できていないまま、練習をこなしていた。
その頃の自分は、チームワークを大切にするためだけを考えていたため、自分と向き合うという概念すらなかった。今考えてみると、そのチームワークは上辺に過ぎない。自分と向き合えていない時期は、目的や目標が明確になっていなかったため、やる気のない日々を過ごす時期があった。
自分と向き合うという事は、自分の長所や短所を自問自答し自己分析することは勿論、現在のチームの状況から自分がどの立ち位置に居るのか、自分の食生活やトレーニングが今のままで成長するのか、を常に『分析・研究』し、改善するための『考動』ができているのかを、自分に言い聞かせながら変えていくようにした。
まだまだ僕は未熟者で、足りない部分がたくさんある。だから、自分の足りない部分や自分の強みを『修正・向上』させることに努めることで、自然と『継続』に繋がっている。


3,『努力』は存在しない
 ※あくまで僕自身の考えです。

 自分と向き合うということは、先程2で記した通りだ。
しかし、世間でよく言われている、
   『努力は必ず報われる』
という言葉がある。
はっきり言うと、この言葉は真っ赤な嘘だと思う。自分と向き合えていなかった時期は、この言葉を信じて、努力していると勘違いしていた。

 つまり、常に自分の足りない部分や強みを『修正・向上』させたり、自分の私生活を見つめ直し、『研究・自己分析』することを
"習慣化"させ、無意識にできるようにしようとすると、

『努力』という言葉は何なの?

という考え方になった。
多分、普通の人からしたら、練習することや自主練をすることを『努力する』と言うと思う。しかし、自然と自分と向き合う事、常に研究・自己分析をすることが、無意識にできているとしたら、

それは、『努力』ではなく『習慣』となる。

そう考えると、『努力は必ず報われる』ではなく、『良い習慣は自然と報われる』となる。

この考え方が正しいのか、間違っているのかは分からない。けど、少なくともこの考えに気づけた瞬間から、間違いなく成長している。そう実感している。

だから、僕は胸を張って言える。
 『サッカーを続けてきてよかった』と。



4,息抜きの重要性
 自分と向き合う事の大切さに気づいてから、よりモチベーションは高く、より意識を高く持って練習に臨む、そういった心構えと思考に変わった。

しかし、毎日『ON』の状態が続くと、『気疲れ』が出てくる。

そんな時、どのように『息抜き』をするかが、とても重要なことに気づく。正直、オフの日は1日で、その1日をダラダラ過ごすのも1つの手段である。そんな過ごし方は間違いではないと思う。

自分にとって、どのようなオフの過ごし方が合っているのかを考えた時、逆に本気で遊び、疲れ切った身体に栄養満点の『食事』と、たっぷり時間のある『睡眠』を自分の身体にとって最高のプレゼントにした。

『遊び』と言っても、お酒を呑んだり夜遊びしたりではなく、ドライブや釣りが趣味なので、そう言った趣味にも本気で向き合うようにした。

『気疲れ』しないためのオフの過ごし方は人それぞれ違うと思うが、自分に合ったオフの過ごし方を見つけるだけでも、『OFF』から『ON』に切り替わった時、充電満タンの状態でサッカーと向き合えるのではないかと思う。


5,ラスト1年、これからの自分
 サッカーを通して、色んな人と出会い、様々な経験をしてきた。試合で勝利すれば、敗北を味わうこともある。
仲間と喧嘩すれば、その分友情と絆も生まれる。
怠けることもできれば、1日1日を大切に過ごすこともできる。こうした経験は、自分にとって最大の"財産"であり"宝物"である。

どんな状況に立たされたとしても、
『今ある環境が、自分にとっての最大で最高の舞台である』ことを忘れずに、1日1日を大切に、思いっきり楽しもうと思う。

どんなに『心が折れそう』『希望が見えない』『やる気がない』『俺じゃできない』とネガティブ思考になる前に、一旦立ち止まってゆっくり自分と向き合い、1歩ずつで良いから前に進む。

いや、立ち止まって自分と向き合うことも1歩前進してるのかもしれない。

ラストの大学生活、思いっきり楽しみ、
卒業して社会人になった時、このサッカー人生で得た経験が役に立つことを信じて、これからも日々精進していきます。



以上、お読みいただきありがとうございます。



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