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留年は放浪の始まり

留年は放浪の始まり
高校卒業後、宮崎大学に入学した後、二年生になった時からの1年間を、宮崎大学の付属住吉牧場で住込み体験をすることになった。この1年間の寮生活については、ほとんど一冊の本になってしまうため、いずれじっくりと書く機会を作ろうと考えているが、そのあたりはとりあえず端折って、その寮を出ることになった。そのタイミングで私は、幼少のころから温めていた夢であるヨーロッパ放浪の旅を実行に移すことを決心した。学生の一人暮らしであったから、さほど所帯道具は多くなかったのだが、荷物はまとめて、一旦を長崎の実家に送り返すことにした。誠に誠に思い出の詰まった牧場での生活とは離れがたく忘れ難かったが、次の目標としてヨーロッパへの渡航を定めたので、大変賑やかで、楽しく若者の馬鹿さ加減を堪能した寮生活の思い出は、とりあえず思い出の箱に仕舞い、その準備のために頭を切り替えて、渡航準備の手続きなどで忙しい日々を送った。

一旦長崎の実家に帰郷した。私は、母に「小さいころ、僕が外国に行きたいと行ったら、大学に入学したら行っていいと言われたので、行ってくるね。」と伝えると仰天していた。小学校の時に「外国に行きたいのであれば、大学に入ってから行きなさい。」と言ったことはスッカリ忘れていたようで、なにを考えているやら。」と呆れ顔であったが、詳細を話すと、あまり強くは反対せずに同意してくれた。ただ「いつ行くのか?」という問いに「明後日」と答えるとさすがにビックリしていたが、もう出発ギリギリであったので認めざるをえないという感じだった。私としてもせっかく入った大学を休んでまで外国に行くことを計画しているとはなかなか言いがたく、話す機会が春休みになってしまったという事情もあった。いずれにしても父や弟、まだ小学生の妹にしても驚いてはいたものの、まあ賛成してくれた。家族としばらく会えないという寂しさはあったが、すでに航空チケットも手配済みであった、いわゆる「賽は投げられた。」という状況であったし、この時点では躊躇する自分を、自分が背中を押す格好になっていた。
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【写真の説明】
1979315日の朝。これからヨーロッパに旅立つ日の記念として写した。小学校の時から望んできた夢の実現だ。しかし、その息子を送り出す母の心境までは、察していなかった。それを思うとこの写真の母の心境はどうだったのかなぁ~。
Staying in school is the beginning of wandering
After graduating from high school and entering the University of Miyazaki, I spent one year from my sophomore year as a live-in student at Sumiyoshi Ranch, which is affiliated with the University of Miyazaki. I am planning to write a book about this year of dormitory life at some point, but for now, let's just cut to the chase. At that time, I decided to take a wandering trip to Europe, a dream I had held since I was a child. As a student living alone, I did not have many household goods, but I decided to pack up my belongings and send them back to my parents' house in Nagasaki. I was very busy with the procedures to prepare for the trip. I spent busy days preparing for the trip.

Once there, I returned home to my parents' house in Nagasaki. I told my mother, "When I was little, I told my mother that I wanted to go abroad, and she said I could go after I entered college, so I'm going. She looked up when I told her. I had forgotten what I had said to her in elementary school, "If you want to go abroad, you have to go after you enter college." I don't know what he was thinking..." He looked stunned. But when I told him the details, he agreed with me without disagreeing too strongly. But when I told him the details, he did not object too strongly and agreed. He was indeed surprised when I answered, "The day after tomorrow," but it was so close to the time of departure that he had no choice but to admit it. It was hard for me to say that I was planning to take a leave of absence from the university I had just entered to go abroad, so I had to wait until spring break before I could talk to him. In any case, my father, younger brother, and even my younger sister, who was still in elementary school, were surprised, but at least they agreed with me. I was sad that I would not be able to see my family for a while, but I had already arranged the airline tickets, so to speak. I had already arranged the air tickets, and at this point, I was the one who pushed myself to go.
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[Photo Description.
The morning of March 15, 1979. I took this photo to commemorate the day I was about to leave for Europe. It was the realization of a dream that I had wanted since elementary school. However, I had no idea of the feelings of the mother who was sending her son off. When I think about it, I wonder how the mother was feeling in this photo.

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