旅先のちょっと工夫
海外旅行の費用を安く抑えつつ、旅の思い出になるプラスアルファな出来事があれば、同じ街を訪れたとしても、旅行社が企画する格安なパックツアーよりワンランク上の観光旅行をすることができるはずです。たとえば旅行自体は、格安パックツアーに参加しかできないなぁ~という人でも、少し工夫すれば、思い出に残るちょっとした冒険ができます。たとえば、ちょっとしたオプション外食をおすすめします。海外パック旅行中に添乗員なしでレストランに入るなんて無理と考える人もいるでしょうが、旅行中、特に海外への旅行では、飛行機の機内で出される料理を食べる、あるいは、パック旅行でコースに組み込まれたレストランなどで限られたメニューから食べたい料理を選んで注文することしか、想定していないかもしれませんが、発想の転換です。オプションで朝食は断っておくのです。そして、朝食を外食にして、クロワッサンとカフェオーレといったあまりお財布の負担にならないメニューにするのです。ホテルの中では、宿泊客用のサービスということで、旅行者用のそれなりにメリットのある価格設定になっています。基本的にはパック旅行で宿泊するホテルは、安全で危険性が少ない地区が選ばれています。ホテルの周辺に、年金暮らしのお年寄りが新聞を読んでいるような街角のカフェがあれば、安全度はかなり高いと言えます。ホテルに到着後、正面玄関の両サイドをなにげなく観察してみましょう。そのようなカフェでは、ホテルの半額程度の値段で同じ内容の食事をすることができるはずです。というのもヨーロッパの人たちにとって、レストランで食事をするということは特別であり、日頃は近所の行き慣れたカフェが経済的で、気軽に食べられるカフェが必ずあります。よく考えてみると日本においてもホテルのカレーライスは、街中のカレーショップと比べてみると高い値段で出されています。パック旅行は、観光も食事もおみやげを探すのも全てセットになっているので安心安全ではありますが、時間とお金をかけて海外旅行に出かけるわけですから、少しは、自分たちのオリジナリティーの部分があっても良いのではないでしょうか。日本のモーニングセットと同程度の予算で、地元の朝食を食べてみれば、その土地の人々や文化について、より親しみもわくのではありませんか。
「写真の説明」
【街角でチェスを楽しむ:スイス・ジュネーブ】
これほど大きなチェス盤でチェスを楽しむ姿はヨーロッパならではないでしょうか
※スイス ジュネーブ
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