20代女二人、ヨーロッパ旅行
学生時代の友達(卒業後に仲良くなった)と二人きりで、ゴールデンウィークにヨーロッパに出かけることになったのだが、出発前から先行きが不安である。
今年の1月から計画されていた今回のGW旅行。
当時仕事がちょうど繁忙期に入ったころで、ADHDの投薬も開始した私は、副作用にやられて仕事にも行けなくなっていた。正直旅行どころでは全くなかった。
友達には事情を説明して(でもADHDと診断されたことは言えなかった)、めちゃくちゃ謝って、旅行のプランニングや手続きを全部お任せした。友達は、二つ返事でいいよー!と言ってくれ、神ここにありと友人を拝んだ。
一ヶ月くらい経ったある日、仕事が少しずつ落ち着いてきたので、旅行の手続きなど何か手伝うことがあるかと聞くと、ホテルと飛行機、滞在中利用予定のEuroStarのチケットも取れてないという。
マジか…………
(もう旅行自体辞めない?体調悪いし…チケット高いし……)といい出そうとしたところ、
「飛行機取りたいけど、私のカード、何度やってもエラー出ちゃって…支払いしてくれない?」とのこと。
頼られるとNoと言えない典型的な日本人気質のわたしは、何も準備していなかった罪悪感も相まって、手配してしまった。結局その後、ホテルの手配も、Eurostarのチケットも私が取った。(あれ、なんか聞いてた話と違うぞ)
そんなこんなで無事手配は完了。残るは滞在中プラン。観光のためなら飲み食いせずひたすら歩き続けても問題ない友達と、ゆっくりおいしいご飯を食べて、現地の人と喋ったりしてなるべく現地に溶け込みたい私。全く意見が合わず、どんどん観光地が予定表に詰め込まれていく。
こわい…怖すぎるこの旅………
計画段階からなかなか雲行きの怪しい旅の始まりである。
続くよ!
東京で生まれ育った25歳女の、リアルな生活をお届けします。