ラブライブ 蓮ノ空女学院 見た感想

自分たちプレイヤーが過ごす一年と、リンクラの中で蓮ノ空女学院のスクールアイドルが過ごす一年とは同じ時間が経過しているということなのだ。
 これに加えて、定期的に配信されるFes×LIVEの公演に、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのメンバーたちが日常の様々な出来事を共有してくれる配信まであって、この瞬間をスクールアイドルたちと一緒に体感しているという一体感が非常に強烈な感情を覚えさせる。
 常に、今この瞬間を楽しませることに全振りしているコンテンツ――それがリンクラの大きな魅力であり、知るのが早ければ早いほど彼女たちと過ごせる時間が長く、それだけ存在が大きくなっていく作品なのだ。
 このチャレンジはとにかくすごい。


 リアルタイムに連動するということは、作中の登場人物たちの時間が進むということであり、それはつまり、いずれ必ず来たる別れをも意味する。
 その瞬間を見届けたとき、プレイヤーが味わうことになるのはとんでもなく大きな満足感と喪失感――それはまだ誰も知らない、味わったことのない感動になるはずだ。
 その瞬間に辿り着いたとき、自分がどんな顔をしているかは想像もつかない。
 だが、一人でも多くの『蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん』がその場に辿り着けるよう、自分の文章が未プレイのみんなの興味を引ければ、これ以上のことはない。

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