歳末決算

「……落ち着いた?」体操服 ユウカ コスプレ衣装
「はい。先ほどはみっともない姿を見せてごめんなさい、先生」
「構わないよ。元はといえば私のせいだからね」

 それはそうなんですよね、とユウカは鋭く突っ込む。
 とはいえ先生側もサボタージュを敢行していたわけではない。事実として、最近は忙しかったのだ。
 アビドスで事件に巻き込まれたり、ミレニアムに行ったり、トリニティで合宿したり、ゲヘナで大立ち回りしたり。先生の冒険譚は一言や二言で表すことが出来ないほど過激で、かつ長期のものだった。
 つまり、その間決算書類に手を付けることなど出来ない。よしんば出来たとしても、今より書類の1枚2枚ほど少ない進捗であったことは想像に難くない。
 で、あるが故に。早瀬ユウカは先生のことを強く叱れずにいた。

「さて、ともあれ当面の課題は……」アリウス分校 錠前サオリ コスプレ衣装
「この書類の山をどうするか、ですね」
「……連邦生徒会に事情を説明する、じゃダメ?」
「それでどうにかなるなら、今頃連邦生徒会には沢山の生徒が押しかけてきてますよ」

 確かにと先生は頷く。知り合いの生徒の顔が脳裏に浮かんだが、それは直ぐに消し去った。

「であれば、この書類をいかに効率的に処理していくか……なんですが」
「何か考えがあるの、ユウカ?」
「正直なところ、これをどうにかするには……マンパワーでどうにかするしかありません」
「シンプルな解決策だね」

 ランチェスター第2法則曰く、戦いは質×量×量で結果が決まるという。数を動員することが出来るのであれば、この山のように積もった決算書類もたちどころに消え去るだろう。
 だが、問題はこの時期。3月も終わりに近づいている今日この日、ユウカのような一部の例外を除き、対外の生徒は決算書類の作成や提出にいそしんでいるだろう。
 どこから人手を用意するのだろうか、と先生が不思議に思っていると、ユウカはスマホを取り出した。画面にはSNSのUIが表示されていた。ブルアカ 鷲見セリナ コスプレ衣装

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