あやちさの秋、彩ちゃんとの物語
残暑が これで完璧! 丸山彩 コスプレ衣装 残る秋の夜、一緒に帰っていた彩ちゃんから突然声をかけられる。「千聖ちゃん、一緒にあれしない?」「あれって……宝くじかしら?」彩ちゃんが指を指す方向を見ると、宝くじのお店があった。私はギャンブルに興味なんてなかった。しかし、彩ちゃんは興味があるのか、あざとく私の許可を請うように見つめてくる。いつの間にそんな事を覚えてしまったのだろうか、なんて考えていても仕方がない。興味がないとは言ったものの、やってみるのもいいのかもしれないと思ってしまった。「わかったわ。でも、一回だけよ?」やったー!と喜ぶ彩ちゃんをみて何故だか微笑ましくなる。宝くじのお店に寄って、備え付けのテーブルで好きな数字を選ぶ。今回の宝くじの一等は一億円、二等が一千万円、三等が百万円、と当たれば夢が膨らむ金額だった。宝くじのお店を後にして、彩ちゃんの宝くじの券の枚数が多いことに気がついた。私は一枚だけど、彩ちゃんは十枚も買っていた。彩ちゃん買いすぎよ、と注意するけれど、これくらい買わないと当たらないと思うんだよね、と言って大切そうに財布にしまう。そもそも当たる確率がきわめて低いから、そんな十枚やそこらで当たるとは思っていなかった。だけど、彩ちゃんの楽しそうな笑顔に水を差すわけには行かないのでそれ以上は言わなかった。「そういえばね、━━━」それからというもの、最近の仕事の話や他愛のない話をして家まで帰った。翌日は久しぶりのパスパレ全員揃っての練習である。だから、早く寝て明日に備えた方がいいのに、私はある提案を彩ちゃんにもちかける。「彩ちゃん」そう呼ぶと、振り返ってどうしたの?って尋ねてくる。「少しだけ、呑まないかしら?」彩ちゃんは快く、その提案を受け入れてくれた。 ひとりじゃないんだから 丸山彩 コスプレ衣装 「ありがとう、今日はワインでも飲みましょうか」「ワインは初めて飲むかな~」