大鳳ちゃん
執務を終えた指揮官とその秘書艦である大鳳は、同棲している部屋で人生ゲームを遊んでいた。現状はIT社長となった大鳳が圧倒的な資産を稼いでおり、一方の指揮官も芸能人として負けじと稼いでいたのだが、生意気過ぎて芸能界を追放されるというやけに生々しいマスに止まってしまい絶賛フリーター中なのであった。レースクイーン 大鳳 コスプレ衣装
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「大鳳はこういったボードゲームは初めてなのですが、なんとも楽しいものですね」
「そうですか、それは良かったです」
前哨基地の一角担うためには優秀さだけでなく負けず嫌いという性格も大切な指揮官の要素である。穏やかで優しい彼もその要素をきちんと宿しており、表面上は笑顔を絶やさずにいるが沸々と対抗心が湧いている。
指揮官のことは何でも知っている大鳳は、もちろん彼が若干むくれていることを手に取るように理解していた。先ほどの発言もわざと彼を煽るためのものであり、すべてが彼女のシナリオ通りに動いているのである。
「うふふ、ここからの逆転は少々難しいかもしれませんね」
「まだわかりませんよ! 人生ゲームというのは幾つもの逆転マスが待っていますから」
素直で可愛らしい指揮官の姿にくすりと笑った大鳳は、彼がルーレットを回す様子を見守り続ける。くるくると回るそれは一番大きな数字で止まったが、指揮官は数字の半分もいかずに自分の駒を止めた。
強制停止のマス。すなわち人生ゲームの醍醐味、結婚マスに止まったのだ。
「よし!」レースクイーン プリンス・オブ・ウェールズ コスプレ衣装
声を大きくした指揮官は、お金や職業札と同じように傍らにまとめてあったピンクのピンを手に取り、半ば業務的な動作で自分の駒に差し込もうとした。
「いけませんわ、えい」
だが寸前で大鳳が鮮やかな手際でそれを奪い取り、名前も顔も知らぬ女の頭と体を真っ二つに折った。かと思えば、息を吹きかけて何処へと飛ばしたではないか。
そして自分のピンを駒から引き抜くと指揮官の駒に差し込んだ。
「た、大鳳さん?」
初めて体験する人生ゲームの展開に、指揮官は勝負であることも忘れて目をパチクリさせる。そんな彼に対して大鳳は人差し指を立てて見せた。
「指揮官様のお傍にいるのはこの大鳳以外ありえませんから。それは現実でも例えゲームであっても変わらない不変の真理ですわ」
きまじめにゲームのルールに乗っ取ろうとする指揮官に有無を言わさないため、大鳳はジッと見つめた後、彼の手に手を重ねて瞳を閉じた。少しだけ開けられた唇からは吐息が漏れ、何かを期待するように頬が桜色に染まっていく。
大鳳の意図を見抜いた指揮官は観念したように笑い、婚約の誓いとなるキスをする。しばし余韻に浸っていた大鳳がやがて目を開けると、うっとりと彼に微笑みかけた。
「これからよろしくお願いしますね」
「こちらこそ」レースクイーン デューク・オブ・ヨーク コスプレ衣装
満場一致ですっかりゲーム終了だと思い込んでいた指揮官はボードを片付けるために立ち上がろうとしたのだが、なぜか大鳳は繋いだ手を放してくれない。不思議に思った指揮官が視線を送ると、彼女はルーレットを指さしていた。
「一?」
見た数字そのままを口にした指揮官に満足そうに頷くと、大鳳が二人を乗せた駒を一つ動かすと。