誕生日

「では、私を抱きしめてください。壊れるほどに強く、情熱的に……」

ㅤ今日は私の誕生日。先生は当たり前のようにそのことを覚えて下さり、山のように積み上がった書類を片付ける傍ら、誕生日のプレゼントは何がいいかと尋ねてきました。そこで私、少し悪戯心を起こしてしまいまして……先生が返答に困るような要求を口に出してみました。だって、困って慌てている先生の姿はとてもお可愛らしいんですもの。ブルアカ 狐坂ワカモ コスプレ衣装


ㅤさぁ先生、貞操観念が高いあなた様にとっては無理難題とも言えるこの要求を、どのようにして解決してくださるのでしょうか?

「……分かったよ。大切な生徒の頼みなら、そのくらいしなきゃね」
「えっ?」

ㅤしかし、先生の返答は私の予想を大きく外れ、実に積極的なものでした。私は可愛らしく慌てふためくあなた様が見たかったのですが……
ㅤいいえ、いいえ。残念だとは一切思いません。雄健な先生のお姿も、実に魅力的なものです、えぇ。しかしこれでは、私の方が慌てふためいてしまいます。あぁ、先生が書類をまとめて立ち上がって、私に近づいてきました。身体中が熱いです。この火照りが熱涙となって私の卑しき両の目を濡らしてしまわぬことを切に願います。災厄の狐と呼ばれ恐れられている私と言えども、あなた様の前では純潔無垢なただの処女おとめ。はしたない姿はなるべく見せたくないのです。ブルアカ 火宮チナツ コスプレ衣装

「ほら、突っ立ってないで、早くおいでよ」

ㅤあぁ、そんなに力強く、強引に私を引き寄せて……あなた様はそんなお顔も出来るのですね。矢継ぎ早に先生のがっしりとした腕が私の腰に回され、先生と私を隔てる不粋な空間が段々と狭くなっていきます。
ㅤそして先生のもう片方の腕が私の肩に回された時──私の身体に稲妻が走りました。このワカモ、生まれてこの方これほどに強い衝撃を感じたことは一度たりともありません。私を冷たく薄暗い牢獄に押しやったあの忌々しい凶弾の衝撃など、これに比べれば生ぬるいものです。

「これで分かった?」
「はい、はい! やはり先生は私のことを愛して──」
「あまり大人をからかっちゃ駄目だよ」
「……はい?」

ㅤそう言うと、先生はパッと私から身体を離しました。待ってください。まだ、これからではありませんか。

「私を信頼してくれているのは嬉しいけど……冗談を言いすぎるとほんとに何かされるかもしれないよ? それはワカモも嫌でしょ? だから今後は控えめにね?」
「えぇと……要するに、私に灸を据える為に私を抱きしめる芝居を打ったと、そういうことですか?」
「まぁ、そういうことかな」体操服 ユウカ コスプレ衣装

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