毒蛇の巣窟

罰さえあれど、ブルアカ 聖園ミカ コスプレ衣装


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無罪放免に近い形で学業に復帰ができたミカを、少なくない生徒が恨んでいる。トリニティという、派閥が入り乱れて交流政争する場で、ティーパーティーに所属し、パテル派のトップとして在った彼女を利用する者がいて、全部アイツのせいだと排斥しようとする者がいて……ただただ娯楽としてデモを起こす者もいる。


 そして、逆の立場として、セイアやナギサのような友人は彼女を守るために動く。言い方はアレだが、罪を犯した彼女を擁護する。
 だからこそ、中立に立てる目が欲しかった。一般的な感性を持ち、それでいて感情を制御できる器用さがあり、聡い子。それが、浦和ハナコという生徒だった。


『……失望しましたか? トリニティに』

「いや、そんなことはないよ。……ただ、少し悲しいなって。そう思っただけ」

『そうですか。本当に、先生はお優しいですね。優し過ぎるくらいに』

「あはは……ダメかな?」

『全然。そういうところが、先生が好かれる理由でもあると思うので』

「埋め合わせは必ずするよ。今度会った時、何がしたいとか考えておいて」

『はい♡ 楽しみにしてますね?』ブルアカ 白洲アズサ コスプレ衣装


 期待の込められた言葉を最後に、ハナコとの通話を終えて、私はまた仕事に戻る。ずっとずっと、作業中はミカのことが脳裏を掠めて集中できないから情報収集を頼んだと言うのに、情報が増えたら余計に心配が勝るのは余りにもいい循環じゃない。


 割り切っている。ミカが受けるべき罰も、現状も割り切っている。自業自得で、やった罪に対して仕方のない報復だ。けど、けど……些か道徳に反している。真相が明らかになってない部分もあるからかもしれないが、魔女だと祭り上げ、叩いて、やり返されないとわかっているから燃やす。


 私刑は、醜いものだ。
 でも、もっと酷いのは……声を上げて、彼女を助けてやれない私自身なのかもしれない。シャーレの立場、先生という役職。直接介入するには後の反応が怖く、一歩間違えたら、ミカの心を壊してしまいかねない。自立しようと、少しずつ変わろうとする彼女に対して、私という存在は劇薬だ。ブルアカ 猫塚ヒビキ コスプレ衣装

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