果南ちゃんとダイヤちゃんの同棲生活
「お邪魔しまーす!」Brightest Melody 渡辺曜 コスプレ衣装「ん、お疲れ」「いらっしゃい、曜さん」 約束の時間ほぼ調度に曜さんを二人で迎え入れる。いつもうちに来るときは梨子さんと連れ立ってくるから、一人で部屋に入って来る彼女の姿は少し新鮮だった。テーブルの上にはどうにか間に合わせた料理が並んでいて、なかなか見た目も豪華だった。曜さんは目を丸くする。「うわっ、すごいご馳走じゃん!なんかごめんね?」「私も手伝ったんだよ。ほら、座って」だいぶ得意げな果南さんに促されて曜さんが席に着いて、私達も一緒にテーブルを囲んだ。真ん中には料理と一緒にワインボトルまであるので、雰囲気はちょっとしたパーティーだ。「あ、お酒も用意してくれたんだね」「せっかくのお食事ですから」ワインに目をやって曜さんはそう言うと椅子の脇に置いていたリュックに手を突っ込んで、何かを取り出した。見た感じはウイスキーのボトルだ。「私も持ってきたんだ。一応手土産的な」「あら、気を使わなくてもいいのに」「お、なになに?」一応は謙遜する私を後目に、果南さんは曜さんからボトルを受け取って興味深そうに見ていた。「んーと、ラフロイグで読み方あってる?」「うん、そうそう」「聞いたことのないお酒ですね」そもそもお酒には疎いので知らないものの方が多いのだけど、それにしたって見たことのないラベルのお酒だった。「あんまりスーパーとかに置いてないからネットで買ったんだけど。先輩が教えてくれたんだ。天使編 小原鞠莉 コスプレ衣装『磯の香りのする酒だから海が地元の曜にぴったりだ』って」「磯の香り?ヒレ酒的な?」「私も飲んだことないからわかんないけど、ヒレ酒ではないんじゃない?ウイスキーだし」磯の香りのお酒と言われてもピンと来ない。ちょっと気になる。「じゃあご飯食べてから開けてみようよ。流石に磯の香りのお酒飲みながらハムステーキは食べたくないし」「たしかに」「だねぇ」その意見には私も曜さんも賛成だった。ウイスキーのことは一回忘れて、ワインを開けて三人分のグラスに注ぐ。「じゃあ、特に何にというわけじゃないけど、乾杯!」「乾杯」「乾杯っ!」 果南さんのいい加減極まりない音頭で乾杯をして、ワインに口をつける。安かったわりに私の恩返し/6周年 渡辺曜 コスプレ衣装は口当たりも良くて飲みやすかった。二人も満足げに笑顔を浮かべて一瞬で飲み干している辺り、口に合ったんだと思う。
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