「マスクはずしたいなぁ(心の声)」
飲食店からランチを終えて出てくる20歳代の男性が目に止まった。
ランチを終えたばかりのようで、マスクを手に持ち友達と話しながら出てきてマスクをつけようとしていた。
もう・・・その800点の笑顔がすごくすごく綺麗で
あ・・・・・
あ〜・・・おねがい・・・
「そこの笑顔の素敵なイケメンくーん、マスクをつけないで〜。最高の笑顔をもう少し…」(心の叫びが虚しくこだました)
笑顔ってあんなに素敵だったっけ?と思った。目に焼き付けた!
今、こうやってこの素晴らしい笑顔を簡単には見れない世の中になってしまっている。
日本の宝物がもったいない・・・と思った。
誰の笑顔も尊い。
*
同じ日に・・・
駐車場の草取りを朝から夕方まで座り込んで鎌で刈り取ってくれているおじぃちゃんがいた。
ジリジリと照りつける太陽が体力を奪っていく中、黙々と作業してくれていた。
カバンから冷えたスポーツドリンクを取り出しておじぃちゃんにもしよろしかったらと手渡した。
その時のおじぃちゃんの笑顔も本当に優しくて尊い笑顔だった。
この笑顔が見れて幸せな気持ちになった。
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毎年、夏にとても弱い私。
すぐに暑さにやられて熱中症の症状が出てしまう。
夏は梅干しを常備と決まっている。
この夏、何度、薬を飲んだことか。
通常の夏でも熱中症になってしまう私がマスクをするという・・・本当に辛い。
この生活になる前までと比べると私の熱中症の症状が増えているのは明らか。
入浴介助の日には、そのまま気を失って倒れるのではないかと思うことも度々ある。
サウナにマスクをして30分くらい入っている姿を想像して頂いたらいいと思う。
滝のような汗、頭痛、頭が熱くなりフラフラして、息苦しくなる。
<みんなが頑張っているから私も頑張らなきゃループ>というのにハマってしまっている。
通勤の時には、自転車なのでマスクはしていない。
不織布マスクは、ウィルスを簡単に通してしまう。
自分の免疫力を奪って倒れそうになりながらマスクをしている私たちは我慢強すぎるのではないか?と思ってしまう。
マスクをすることで体の不調を訴える人も増えているようだ。 口呼吸になることで、集中力の低下、虫歯、表情筋の衰えなど。頭痛、息切れ、疲労感なども。
それでも多くの人はマスクをしていて、マスクをしているのが日常となっている。
恐怖でマスクをしている人
本当は外したいけどみんながしているからマスクをしている人
いろんな思いでマスクをしているのだと思う。
私は、職業柄、同僚やお客様の前でマスクを外すというのはとても勇気のいること。
そしてきっと不快な思いをさせてしまうにちがいないから仕事中はマスクをしている。
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さっきも言ったように私は、自転車通勤中は、マスクを外しているのだけど、ある道を通る時だけはすごく注意をしている。
ある30歳代くらいのサラリーマン風の人が、私が通る時に ササっと通勤カバンを自分の顔の横に持ってきて腰をかがめて私をガードしているのがわかった。
おもむろにそのカバンを持ち上げて私からガードしている。
きっと私にわかって欲しいのだろうと思う。
私が通り過ぎた後には、何事もなかったように普通に通勤バッグを持ちスタスタと歩き始める。
2回目でやっと、あ、マスクか…と気づき、彼がいる時にはマスクをするようにしている。
もう気づいたよ。だいじょうぶ・・・怖がらせてごめんね。
後日、マスクをして出逢ったときは、通勤カバンは普通だった。
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誰かを不快にさせたり、怖がらせたりするつもりは毛頭ない。
それでもやっぱり・・・なんだかおかしい世の中になってない?
そして、タイトルに戻ろう。
「マスク外したいなぁ(心の声)」あ・・・聞こえちゃった?
イメージって、結構大事。
敢えてマスクに感謝しながらサヨナラできるような画像にしました。
マスクの要らない毎日が戻ってくることを願って。