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アルコール中毒のこと(ちょっとスピリチュアルな視点あり)
お酒はお好き?
今日は、アルコール中毒の人のことを少しだけ書いてみようと思う。
最近、仕事で訪問させて頂いている方たちのご家族にアル中の人がいるという話が続いていた。
私自身、お酒は、若い頃には飲んでいたけど最近は、月に数回の飲む程度。うちの家族は、みんなよく飲むほうだと思う。
そのお酒を飲んだ「後」を見るのが嫌で、自分自身があまり飲まなくなったのかもしれない。
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スピリチュアル的な話をすると、アル中の人の多くは、元々はとても繊細でどちらかと言うと気が小さい人。
なぜそんな人たちがアル中になってしまうのか?
それは・・・
小さい自分を大きく見せようとしているから
なるほどー、これ凄くよくわかる!!と腑に落ちた。
この話をずいぶん前に聞いていた。
そんな視点で、アル中の人を観察していると、もれなく「優しい人」だった。
そして、私が思うもう一つの共通点としては、パートナーが強い人が多かった。見た目の強さのことだけではなく、内面的な強さ・・・「この人には適わない」という人が多い。
この人に素面(しらふ)では、とても適わないからお酒を飲んで気持ちだけは大きくなろう!と思ってしまうようだ。
お酒を飲んでしまうと勘違いして自分は大きいんだと思ってしまうようだ。
その手段しか見つからず、手っ取り早かったのだろう。
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一方で、アル中の人がいるご家族の問題は、深刻だと思う。
本当に悲しいと思う。
私も家族にアルコールを減らすように言ったことがあるので痛みはよくわかる。
ただ・・・思うのは、アル中=当人ではないということ。
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先日もお客さんから父親がアルコールを飲んで怖いという連絡があった。
私は、普段のお父さんもお会いしたことがあるので知っている。
本当に大変ですねと共感したうえで、
「でもね・・・怖いのは、お父さん自身じゃなくてお酒の影響なんですよね・・・。本当のお父さんはあんなに優しいですもんね。」と伝えた。
そのお客さんは「そう、優しい人・・・」と仰った。
ここでお父さんをずっと悪者にしていたらきっと家族の関係は、辛いまま。
きっとお酒を飲まざるを得ないお父さん側も実は辛いのだということも想像ができる。
お酒に逃げなくてはいけない弱さを気の毒にも思う。
問題を整理することで、人格までも否定されなくて済む。
お酒を楽しく飲んでいる人も沢山いるわけで、もちろんお酒そのものが「悪」ではない。
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アル中の域に入った人が、本気で離脱するには、専門のプログラムを受けたり、嫌酒薬などの特別な処方も必要となってくる。
多くは、その受診をするに至らない。
ご本人の自覚がないことや体裁的な理由で。
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これらのアプローチも必要だと思う。
だけどお酒が離脱できたとしても根本的な心の部分の癒しがなければ、違う形で繰り返す人もあるかもしれない。
何かに依存しないといけない状態になった「根っこ」に出逢いにいかないとね。
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でもこれって、みんなが大なり小なりあるよね。
自分に何かが足りないと思う心を何か違うもので満たそうとする。
代わりのものをあてがうとその間だけは楽になれるから。
本当は、満ち足りているのに満ち足りていることに気づけていなくて埋めようとしているのかな。
そっか・・・もしかして
自分自身を思い切り愛していくってことなんじゃないかなぁと思った。
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