浜辺の力強い植物たち
実家から100メートルのところに海がある。
砂浜は、年々侵食されている。
子供の頃に祖父たちと歩いていた砂浜は、海までの距離がもっと長かった。
今も浜辺にある力強い植物たちは、存在してくれている。
彼らを見ると幼い頃に祖父や若かりし日の両親と歩いた浜辺にタイムスリップしていく。
↑こちらは、いまでは、大変希少になっているハマボウフウ。独特の香りを持ち、酢味噌で頂く。砂浜が減ったり乱獲で、数が減っている。その日に頂くだけの恵みを分けて頂く。今の時期は、白い花をつけていた。踏まないで〜と言われている感じがした。
↑こちらは、マツヨイグサ。
今の今まで、月見草だと信じていた。調べてみたら、「よく勘違いされる」と書いてあった。
昔から月見草と教えられてきたので、親にも教えてあげなきゃー。
この写真でもわかるかな。花が萎むとブラッドオレンジみたいな色になる。
↑こちらは、コウボウムギ。こちらも昔と比べると本当に少なくなった。先の部分は、めちゃくちゃ硬い!浜辺で踏まれても踏まれても起き上がる強さ、潮風にも低い位置で耐えている。何故かコウボウムギをみると祖父と砂浜を歩いた瞬間を思い出す。
↑こちらは、ハマナス。見えにくい写真だけど、はっきりとしたピンクの花をつけている。果実は、女性の美しさを表現してくれるローズヒップ。皇后雅子様のお印としても知られている花。
↑こちらは、ハマダイコン。引き抜くと細〜い大根みたいなのが出て来る。でも根っこよりもサヤを食べるらしい。
↑こちらは、名前を知らない。もしかしてオカヒジキ??
今回は、久々の帰省で懐かしい希少な浜辺の植物たちにゆっくり再会できた。
あなた達は、強い。雨にも負けず、風にも負けず、海水にも負けない。踏まれても負けない。こんなに強いのに目立つことなくそこにいる。
なんか凄いな。