投資の基本は長期運用と言われる理由とは?
みなさん、こんにちは
ファイナンシャルプランナーの
肥田木義信です。
「積立NISAってどうして20年間なんですか?」
という質問を頂きました。
積立NISAの非課税期間が
20年間に設定された理由はわかりませんが、
投資の基本と言われる長期運用の
一つの目安となる期間ではあります。
そこで今回は、
投資の基本と言われる長期運用について
お話してみたいと思います。
投資期間とリスクの関係
投資におけるリスクとは何でしょうか?
これは、期待する思惑から
結果がブレる事です。
下の図は、
株式を投資した保有期間によって、
どの位結果がブレるか?
という事を表したグラフで、
ジェレミー・シーゲル著書の「株式投資」
という本に掲載されてデータ元に作成したグラフです。
1年間だけ保有した場合では、
最大で66.6%の利益がでるかもしれないが、
最悪38.6%の損失がでる可能性がある
という結果を表しています。
2年間の保有では、
最大で41%の利益が出るかもしれないが、
最悪31.6%の損失がでる可能性があり、
保有期間が長くなるにつれて、
ブレ幅は小さくなります。
20年間保有し続けると
最大で12.6%の利益がでて、
最悪でも1%の利益がでる
という結果をグラフは表しています。
1~2年の保有では、
たまたまの高騰や暴落があり、
結果として大きなブレ幅が出てきます
しかし、保有期間を伸ばしていくと、
ブレ幅はどんどん小さくなっていきます。
20年間保有すれば、
最悪の結果でも1%の利益がでる
という結果をグラフは表しています。
要するに、プラスサムゲームとなる
投資対象に投資する場合、
※プラスサムゲームの意味が?の方は、
こちらの記事をごらんください。
長期運用する事により
ブレ幅が小さくなっていき、
最終的には理論上の期待リターンに
収束していくということになります。
長期投資が有利という事を
イメージできる例え
例えば、
箱の中に1~5の5枚のカードが入っていて、
1と2を引いた場合は、当選金0円
3を引いた場合は、当選金100円
4を引いた場合は、当選金200円
5を引いた場合は、当選金300円
というゲームがあるとします。
参加費100円です。
貴方なら、このゲームに参加しますか?
では、このゲームの期待リターンを
計算してみましょう。
1~5どれも引き当てる確率は1/5なので、
各数のでる確率に当選金を掛けていきます。
1と2を引いた場合は、
0円×1/5=0円
3を引いた場合は
100円×1/5=20円
4を引いた場合は、
200円×1/5=400円
5を引いた場合は
300円×1/5=600円
1~5すべてのケースを足すと
0円+0円+20円+400円+600円=120円
120円-参加費100円=20円
要するに、このゲームは、
投資金額の20%の利益が期待できる
ゲームといえます。
このゲームを1回だけやった場合は、
リターンのブレ幅は、
-100円~200円
となります。
しかし、回数を重ねれば重ねるほど、
最終的に、期待リターンの20%に近づいていくということがイメージして頂けるのではないでしょうか?
要するに、
期待リターンがプラスとなる
投資対象の場合は、
長期運用すればするほど、
利益がでる確率が高くなるという事です。
これまでのデーターでは、
株式の場合だと20年以上長期投資すると、
期待リターンに収束していって、
プラスになる確率が高いという事です。
投資において
リスク(ブレ幅)を抑える方法として、
長期運用は基本となります。
これは、投資対象が
不動産や債券になっても同じです。
ここは、しっかりを抑えておきましょう。
神戸で「不動産を活用した資産形成」
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それでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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