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「ちんちん」と「おちんちん」の語源、意味の違い、使い分けの謎


「ちんちん」の語源は「おちんちん」

男性器を呼ぶ言葉は種類がたくさんあります。
その中では、「ちんちん」と「おちんちん」が特に人気がある呼び方です。

語源の歴史を遡ると、大元は諸説あります。

  • 大事な逸物なので「珍宝」

  • 血がみなぎって硬くなるので「血の棒」

  • 小(ちい)さい矛(ほこ)に見立てて「小矛」

この辺から「ちんぽ」「ちんぼ」ができたと言われています。この頭の音を繰り返したのが「ちんちん」で、後から「お」を付けたのが「おちんちん」です。
「ちんちん」から「おちんちん」が生まれて、2大人気語になったんです。

辞書を引くと両方とも幼児語だと書いてあるのに、大人もみんな使います。普通の大人は、日常で「陰茎」とか「ペニス」なんて硬い言葉は使わないですよね。誰でも意味が分かるし重くならない「ちんちん」と「おちんちん」が自然な言い方なんです。

「ちんちん」より「おちんちん」が合う場面

「ちんちん」と「おちんちん」の使い分けは、分かりますか?
まず日本語として「お」が付いた方が、丁寧な言葉遣いの感じになります。
なので「おちんちん」の方がちょっと相手と心の距離感があったり、羞恥で抵抗がある気持ちが出せます。
例えばVガンダムの「あっ、おちんちん」発言は、もし「あっ、ちんちん」だったら安っぽいですね。ここは「おちんちん」だから良いんです。

「お」を付けて丁寧に扱うんなら、すごく立派で憧れそうな物だと良いんですが、言葉の感じは逆かも知れません。「ちんちん」よりもサイズが小さいかわいらしい感じがしませんか?
なので小さい子供ほど、「おちんちん」の方が自然な使い方だと思います。

「おちんちん」はかわいらしくて倒錯的

でも逆に、「おちんちん」だと性的な感じが良いと言う人もいますよ。
オルフェ氏(@orphe_USU)が言語学的に考察したXの会話を見て下さい。

正に倒錯と言う感じです。
幼児語に付いた「お」の意味が、逆転してしまう謎の現象です。


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