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【キャリア未来地図Book Review】「限りある時間の使い方」 オリバー・バークマン
こんにちは、「キャリア未来地図研究所」共同所長の千葉です。
人生100年時代のライフキャリアを考えるにあたって、是非とも読んでもらいたい本を紹介していきたいと思います。
「限りある時間の使い方」著:オリバー・バークマン
この本を読んで、身体がピカっと衝撃を受けました。というのもここ最近、心の奥底で考えていたことをこの本ではズバッと言語化してくれていたからです。
ここ最近の心の気持ちを書いたブログがこちら
それはこんな気持ちです。
どんなに時間術を駆使して生産性高く効率的にタスクをこなしたとしても、どこまでいっても完全な満足感を感じることは出来ない。目の前の目標を苦労して達成したら、束の間の達成感と共にまた更に高い次の目標が現れる。
この調子だと、延々と何かを追い求め続けるうちに人生終わってしまうんではなかろうか。そんな不安がアラフィフになってどんどん強くなっていたんです。
この本の中でもこんな一節で語られています。
どんなに大量の仕事をこなしても、どんなに成功しても、自分は本当にやるべきことをやっていないのではないか、という感覚だ。
人生の「本当の意味」が未来にあると信じることで、今この時を生きることから逃げているわけだ。
そして著者はこうも言っています。
心理療法家のスティーブン・コープは言う。
「人はある年齢になると、衝撃的なことに、自分がどんな生き方をしようと誰も気にしていないことに気づく。人の期待に応えることばかり考え、自分を後回しにしてきた人にとって、これは非常に恐ろしい発見だ。自分のことを気にしているのは自分だけなのである。」
20代の頃「将来役に立つから、やっておこう」とか言ってたその“将来”って今だよねと思うことが多くなって、最近は今まで以上に「今」を大切にしてます。
そんな最近の気持ちにとてもしっくりくる一節がこの本の中にありました。
何らかの達成を目標とするのではなく、ただ活動そのものを楽しむこと。僕たちはそんな活動をもっと日々の生活に取り入れたほうがいい。
そう、結果じゃなくプロセスを楽しむ。やっていること自体が楽しいことをやる。人生のあらゆる瞬間は最後の瞬間。つまり「今を生きる」を楽しもうということです。
40歳になったら是非とも読んで欲しい本です。
もちろん20代でも30代でも有意義な本ですが、人生の経験をそれなりに積んだ40代以降の人にとって、とても心の芯にひびく内容になっています。
時間に振り回されずに、時間と同化して人生を味わいたいと思います。
人生は平均して4000週間しかないらしい。僕は2500週ぐらいすでに使ってしまった。そう考えると、外食する回数も、読める本の冊数も、仕事をする日数も、ジョギングする回数も、ぐっすり寝る回数も限られてくる。子供と遊ぶ回数なんてほんと僅かだな。寒い中、子供に嫌々連れ出された公園でしみじみ思う
— 千葉智之@キャリア未来地図研究所 (@chibatomo) February 11, 2023
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