カートのカテゴリについて①
こんにちは。
今回はレーシングカートついて詳しくお話ししたうえで、その魅力についてお話させていただきます。
一声にレーシングカートと言っても、様々なカテゴリがあることは前回お話しした通りですが、実はもっと大きなカテゴリわけがあります。
レンタルカート
レンタルカートとは
一つ目は、「レンタルカート」です。
名前の通り、借りることができるカートですね。よく免許がないと乗れないと誤解されがちですが、実は免許を持っていなくても乗ることができます。なんなら小学生~中学生の子供だけが乗ることができるレンタルカートもあります。(ただし、稀に免許が必要な場合もあります。)
理由は、サーキットは道路交通法が適用されない私有地だからです。だから免許を持っていなくても、ナンバープレートが付いていないカートでも走ることができちゃうわけです。
レンタルカートの魅力はずばり、"手軽さ"です。
手ぶらでサーキットに行っても、必要なものはすべて借りることができるため、最近ではレジャースポットとしても人気です。ほとんどの場合、ヘルメットや手袋などの貸し出し品は無料で借りることができます。
では一般的なレーシングカートとどう違うのか。
まず、安全第一に作られています。一般的なレーシングカートは必要最低限の装備のみですが、レンタルカートは慣れている人が乗るとは限らないわけですから、きちんと安全対策がなされています。
例えば、シートベルトです。通常、レーシングカートにシートベルトはありません。しかし、フランスのSODI製レンタルカートには乗用車と同じ3点式シートベルト、あるいは4点式のシートベルトがついている場合が多いです。
また、衝撃を吸収する構造のバンパーがついている場合がほとんどです。万が一の際にも、できるだけ負傷しないよう作られているわけですね。
スペックでいうと、エンジンは4ストロークの200cc、もしくは270ccエンジンで、最高速は大体60km/hから70km/hです。
タイヤは一般的に、レンタルカート用の耐久性に優れたタイヤが選ばれます。
また、その安全性から、車重はかなり重くなっています。
もし乗りたくなったら…
もしこの記事を見てレンタルカートに乗ってみたいとなったら、まずは近くのカートサーキットを調べてみてください。そしてそこにレンタルカートがあるのかを確認してくださいね。そしてここが重要なのですが…
レンタルカートは走ることができる時間と日が決まっている場合がほとんどです!
レンタルカート専用のサーキットならいつでも走ることができるのですが、レーシングカートも走るサーキットだと、12:00~13:00、16:00~など、走ることができる時間が限られている場合があります。また、イベントやレースなどで終日走ることができない日もあります。
行ってからショックを受けることがないよう、営業スケジュールやコーススケジュールを確認してから行くことを強くお勧めします。
レンタルカートの楽しさ
じゃあ楽しさはどうなのかと問われれば、言うまでもありません。
初心者から上級者まで、誰もが楽しむことができるカテゴリです。
実は私もこのレンタルカートから始めた身なのです。ですので、私の楽しみ方も交えながら、楽しみ方の一例を紹介しましょう。
まず始めたての方や、お試しで乗ってみる方。
まずは手ぶらで行ってみましょう。バイクに乗っている方は、普段使っているヘルメットやグローブを持って行っても大丈夫です。
ただし、いくつか条件があります。靴は運動靴を推奨します。サンダルやヒールでは乗れません。一部のサーキットでは靴の貸し出しもあります。
さらに、長袖長ズボン指定のサーキットもあります。こちらも上は貸し出しがあることがほとんどです。
ヘルメットを持ち込む場合には、フルフェイス、もしくはジェット型ヘルメットのみ使用可になりますので注意しましょう。
乗る前にスタッフによる説明があります。
安全に関することも含まれていますので注意して聞いてくださいね。
さて、乗車の時間です。
はじめは想像以上の速さにびっくりすることでしょう。それもそのはず、座っているのは地面からほんの数センチのところ。体感速度は2倍から3倍になると言われています。
ですので、まずはゆっくりと走り、徐々にスピードを上げていきましょう。
気づけばあなたもそのスリルの虜になることでしょう(笑)
すっかりはまってしまったそこのあなた。
そう、そこのあなたです。
今度はより良いタイムが出るように少し頑張ってみませんか。
少しタイムが良くなっていたらうれしいものです。
現地で上手な人の走りを見たり、Youtubeで動画をあさったり、あるいはスタッフに上手に走るコツを聞くのも面白いかもしれません。
↓これは新東京サーキットというサーキットに遠征した際の、ヘルメットカメラによる映像です。
GoPro等のアクションカムを使えばこんな映像も撮れちゃいますよ。
そこそこ慣れてきたら、レースに出てみるのも一つです。
はじめはなかなか上手くいかないかもしれませんが、何度か挑戦すると、だんだんとその面白さがわかってくるものです。
デビューレース当時、中学生の私はぼこぼこにやられて心が折れ、そこから4年ぐらいはレースに出ず、ひたすらタイムアタックをしていました(笑)
勿論、ひたすらタイムを極めるのも一つの楽しみ方ですよ。
もしレースに慣れてきたら、全国大会など、規模の大きい大会を目標に頑張ってみるのもありです。
上記はほんの一例です。友達を誘って身内レースをするのも一つですし、タイムを競い合うのも一つです。
皆さんにあった楽しみ方を探してみてくださいね。
締め
気づけば長くなってしまったので、シリーズ作品として②に続くことにします(笑)
カートのことになるとついつい熱が入ってしまうのが自分のいいところでもあり、悪いところでもあるのです(笑)
次回は他のカテゴリに目を向けてみることにしましょう。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
では、また次回。