知らないうちに心は傷ついている 〜スナック キズツキ〜
"誰かに騙されたわけじゃない
誰かに裏切られたわけでもない
泣きたいほど酷い目に遭ったわけではないけれど
ほんの些細な出来事に心が傷つくことがある
何でもないような顔をしてやり過ごしても
少しずつストレスは溜まっていく
まるでタンスの裏の綿ぼこりみたいに"
『スナック キズツキ』
タイトルが何となく気になり視聴しはじめたこのドラマ。
見始めてすぐのナレーションが自分のことを言ってるのかと思うくらい。
大きな何かがあったわけじゃないのに
モヤモヤが毎日少しずつ積み重なっていく。
人と比べてもしょうがないと分かっているけれど...
楽しかったあの頃に戻れないのも分かっているけれど...
日々の些細な出来事に傷ついた登場人物たちは
とある街の路地裏にあるスナックへ辿り着く。
迎えてくれるのはちょっと風変わりなママさん。
登場人物のモヤモヤはそれぞれ違うのに何となく覚えのあるものばかり。
ママのムチャブリに戸惑いながらも対応していく登場人物たちが面白くて
「こんなスナックがあったら毎日でも行くのに」と思わずにはいられない。
老若男女みんな同じように
些細なストレスを抱えながら生きてるんだろうなと思ったら
明日からは少し人に優しくできるような気がする。