#呑みながら書きました 愛ってなぁに?

小さい頃、親に聞いたことがある。
叔母の結婚式に出席したあとのことだったと思う。
母と叔母は8つ離れていて、叔母はまだ大学を卒業してあまり経っていない頃で、わたしは小学3年生か4年生くらい。
確か、父には「そのうちわかるよ」みたいなことを笑って言われて、母には何て言われたか覚えていない。
今思えばあの頃の母は、突然の義両親との同居が始まって5年くらい、関係性は落ち着きつつあったのかもしれないけれど、末っ子はこれから小学生に上がる頃で、父は数年おきに浮気を繰り返していたらしいし、心中穏やかではなかったのだろう。
もしかしたら「そのうちわかるよ」なんてことを返す父に、このやろう何をと思っていたかもしれない。

小さい頃から「将来の夢はお嫁さん」と言ったことがなかった。
結婚願望も持ったことなかった。

なのにわたしは今、結婚している。
7年目。
ひとりの人とこんなに一緒にいるのは初めてで(誤解のないように書くが、付き合ったのは彼でふたり目だ)、居心地がいいから結婚したわけだけれど、飾らないわたしを好きになってくれたのが彼だけれど。

わたしはこの人が好き。
じゃあ、どんなところが好き?

この質問を、わたしは時々自分に向ける。
ある種の儀式だ。
確認するのだ、彼がわたしの配偶者で、これからも一緒にいるということを。

ただこれは、共感を得られたことはない。
付き合っているのに、結婚しているのに、何を確認するの?と、いつも不思議そうに問われる。

愛ってなんだと思う?

一途であること。
献身的であること。
情熱的であること。

どれも合っているようで、どれも違う気がする。

考えても答えが出たことなんてない。
だから自分の気持ちを、彼に気持ちが向いていることを、時々確認しなければたぶん不安なのだ。

これからもきっと時々確認する。
彼が好き?
どこが好き?

愛ってなぁに?

きっとこの先ずっと考えて。
わたしなりの答えをどこかで見つけられたら、それでいい。

◻︎

マリナさんの企画に乗っかって書きました。

今日だけ、ね。



2019/09/28

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