セテラ見放題パック作品追加しました(6月12日)
現在15作品のアップリンククラウドで視聴可能なセテラ見放題パックですが、本日6月12日より、新たに6作品が追加されます。
まず1本目は巨匠マイク・リー監督作品『ターナー、光に愛を求めて』 2014年カンヌ映画祭正式出品作品のコンペティション部門で主演のティモシー・スポールが最優秀男優賞を受賞の話題作でした。光の画家と言われた英国最高の風景画家ターナーの壮年から晩年をマイク・リーならではの独特の切り取りで斬新に描きます。ターナーの絵画を見ているような映像美と、スポ―ㇽの演技が圧巻です。同じセテラパックの中の『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』と一緒に見れば、面白さも倍増です。ナショナル・ギャラリーのドキュメンタリーの中では丁度ターナー展を開催中でした。全くの偶然ですが。
2本目はフランスの女性監督の中でも実力ナンバーワンのマイウェンの監督作品『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』。恋愛映画の金字塔『ベティー・ブルー 愛と激情の日々』から30年、官能的な大人のための恋愛映画です。見終わったら大激論大会になること必須のいろいろ話したくなる映画です。アムール、恋愛至上主義の国フランスならではの究極の恋愛映画です。詳しくはまた個々の作品で解説いたします。やはりカンヌ映画祭のコンペティション部門出品で、エマニュエル・ベルコが最優秀女優賞受賞です。
3作品目はこちらも恋愛体質の母娘の30年を描いた作品『愛のあしあと』、恋愛依存体質の母娘を実の親子のカトリーヌ・ドヌーヴとキアラ・マストロヤンニが演じます。最新作『今宵、212号室で』が、間もなく公開になるフランスの俊英クリストフ・オノレ監督作品の2011年作品です。またまたカンヌ映画祭正式出品作で、こちらはクロージング上映でした。『アマデウス』の巨匠ミロス・フォアマン監督が役者として出演したり、ルイ・ガレル、リュディヴィーヌ・サニエもとてもキュートです。名画へのオマージュも随所に現れる心憎いオノレの演出も見どころです。本作品は初配信となりますので、お見逃しなく!
次の3作品は、いずれもフランス映画で、カトリーヌ・ドヌーヴが主演、助演の作品です。それぞれキャストもフランス映画の実力派がそろって豪華です。
まず、『愛しすぎた男 37年の疑惑』は、TV放映タイトルでは『ニースの疑惑 カジノ令嬢失踪事件』という火曜サスペンス劇場みたいなタイトルをつけました。(わたしがつけました)1970年代に南仏ニースで実際にあった事件をもとに、豪華カジノの経営権をめぐる母娘の対立と確執、その果てに起きた娘の謎めいた失踪の様子を描いたサスペンスドラマです。ドヌーヴと、ギヨーム・カネ、アデル・エネルというフランス演技派キャスト、豪華なニースロケなど見どころもたくさんです。監督は名匠アンドレ・テシネ、手堅いです。ラストや劇中に流れるさわやかな音楽がダークなお話と対照的でとても印象的です。
そして次は『女神よ、銃を撃て』2大女優、カトリーヌ・ドヌーヴと「女は二度決断する」のダイアン・クルーガーが顔合わせしたクライムサスペンスです。ドラッグの売人を殺した女性と彼女の母親は危険な運命へ向かいます。ラッパーとして日本でも人気のネクフ、そしてイケメン男優のニコラ・デュポシェルが共演のエンタテイメントな一作です。
最後はフランスの3大女優(さらに豪華!)、シャルロット・ゲンズブール、キアラ・マストロヤンニ、カトリーヌ・ドヌーブ競演に、『今さら言えない小さな秘密』のブノワ・ポールヴールド共演のサスペンスフルな恋愛ドラマ、『3つの心 あのときもしも』(TV放映タイトルは『ラブ・トライアングル 秘密』)です。監督はフランスの名匠ブノワ・ジャコで、劇場未公開作品ですが、弊社に余裕があれば公開したかった作品です。手に汗握るすれ違い恋愛ドラマを、素晴らしい俳優たちでお楽しみいただけます。
山中陽子
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