【女性に優しいサロン】身体の変化を迎え入れよう<前編>
月に一度、身近にいる働く女性にフォーカスし、
ざっくばらんにお話しを伺う連載
《女性に優しいサロン》
私の周りにはパワフルで
魅力的な女性がたくさんいます。
そんな彼女たちですが、
この数年を見ていると
「マインドや人生を変えた」
方々を多く見受けます。
自身もその内の一人。
リアルに体現しているからこそ、
彼女達も何故このタイミングなのか、年齢的なものか、
そしてどう変わっていったのかを
お聞きしたいと強く感じました。
仕事のことや身体のこと、
将来のことで
立ち止まって悩んでいる女性たちへ。
お話しの中からちょっとしたヒントを頂き、
人生の一歩を踏み出しましょう。
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ーカメラマンを目指したきっかけについてお聞かせください。
◼︎恵美子さん(以下Eさん)
十代の終わりぐらいの時に思春期特有の何かモアモアした感情がありました。自分とは?みたいな。ベクトルが自分の内側に向き、今のままでは何も残すものが無いという想い。本当は絵が描きたかったのですが、上手じゃなかったし。写真なら撮れるかもみたいな、そんな軽いきっかけでした。
◼︎サロンオーナー(M)
高校生の時?
◼︎Eさん
そうです。写ルンですとかのブームもあり、写真を撮るという行為が身近でした。
◼︎M
やはり芸術方面を向いていたのですね。
◼︎Eさん
作家になりたいという時期もありました。何らかのクリエイトをしたかったのだと思います。
◼︎M
カメラの学校へは行ったのですか?
◼︎Eさん
行きました。
当時、高校生のHIROMIXが写真家として出てきたので、専門学校の先生もビックリするぐらい生徒の割合で女性が多かったですよ。
◼︎M
私の周りでEさん以外のカメラマンに女性が多いということは、そういったブームがあったからなのですね。
ー学校を卒業してからはアシスタントとして働いたの?
◼︎Eさん
学校は2年間なのですが、2年目からは学校には殆ど行かず、カメラマンのアシスタントをしていました。就いていた先生が、ピンクレディーなどを撮っていた有名な方だったのですが、ほぼやる作業が同じ事の繰り返しで。1年就いたのち、他に学ぶことが無いなと思い辞めました。その頃学校の卒業展もあり、友達のヌードを出展していたのです。すると声を掛けて頂いたのが、AV業界の制作会社の方でした。セックスのビデオを撮る AVではなく、縄で縛る方の。緊縛って分かります?そのライブを一度見に行ってみると、想像とは違い、男の人が出ないのですよ。女性のモデルさんが緊縛師に手を縛られて...人というより彫刻みたいで。それが芸術的で綺麗に感じたのです。これなら被写体として撮れるかも、と思ったのが最初でした。
◼︎M
アートとヌードのギリギリの所だね。
ーですがなぜ卒展でヌードを出展しようと思ったのですか?
◼︎Eさん
街中でファッションスナップを撮っても別にかっこいい作品になると思えなかった。風景写真で卒業展か〜っていうのも、ピンとこなかったし。
◼︎M
笑
当時はボンテージファッションも流行っていたしね。ゴルチエもそうだった。私も大好きでしたよ。
その後そのまま制作会社に入社したのですね。
◼︎Eさん
そう。ですがその会社が半年後に解散してしまい。そのままフリーになるしかなかった。
◼︎M
経験も浅いし大変だったでしょ?
◼︎Eさん
だから、やれたのだと思います。
経験も積んだ今では、色々考えてしまい出来ないと思う。まだ若かったし世の中舐めまくっていたし(笑
どうにかなるだろう、ダメなら他のことをすればいいし、ぐらい...
◼︎M
若いから出来た事だよね。
ー数年前からフィトテラピーを習っていますが、そのきっかけを教えてください。
◼︎Eさん
25歳を過ぎたあたりで、今までに経験したことがないほどの体調不良がありました。急に化粧品がしみ出し、肌荒れに悩みました。最初に手を出したのがオーガニック系の化粧品で、すると、効いたのか、しみなくなったのです。次は肌荒れやニキビをどうやって直すか、知識もありませんでしたから片端から試してみたりして。
でも改善はしない。
病院に行き、先生から内側から改善させるしかないと言われて。
とりあえず新陳代謝にフォーカスして治そうと。すると、口にするものなどにも注意するようになりました。
当時は美容家が推奨しているものは、全部試してみましたよ。何となく自分に合いそうなものを、何となくの感覚で試していましたが、それでも少しずつ改善していく自分に気づきました。
そのうちにフィトテラピーという言葉に出会ったのです。
ちょうど10年くらい前かな。
◼︎M
早いタイミングで知ったのですね。
フィトテラピーという言葉は、この頃ようやく聞くようになったと思うのだけど。
◼︎Eさん
その時はフィトテラピーの知識を得るにはどうすればいいのかも判りませんでした。色々調べるうちに東京に学校が2校あることを知りました。そのうちの1校、ルボワという学校には森田先生という方がいらっしゃいます。その方がフェムゾーンの事もきちんと発信されていたのです。
私は職業柄、フェムゾーンにトラブルを抱えている子から相談を受けることが多かったのです。そういう人達から話しを聞くうちに、世の中の女性は自分の陰部について知識がない人が多いということに気づきました。
もちろんトラブルがなければいいですよ。
ですが誰にも相談できずに、無かったことにしてしまう子が多いのです。それじゃダメだよね、って。森田先生は介護の視点で発信しているのですが、お話しを伺うと、植物だけではなく医学的なアプローチから理解したいと思うようになり、ルボアを選択し通い始めました。
ー聞き慣れない方もいらっしゃると思います。フィトテラピーについてもう少し詳しく教えてください。
◼︎Eさん
植物療法、自然療法と言われる一つです。
西洋医学だと対処療法という観点で、症状が発症したら治す。
フィトテラピーは予防医学として、何かおかしいなと感じた時に治しましょう、という療法です。
そして植物の力を借りて自分の免疫力を高めていきましょう、というのが基本。
よく間違われる事が、植物療法士と聞くとヴィーガンですか?と聞かれますが、ヴィーガンではありませんよ。
ーフィトテラピーを行い始めて身体に変化はありましたか?
◼︎Eさん
より不調に気づきやすくなりました。
◼︎M
では25歳の時に体調を崩す原因は何だったのかな?
◼︎Eさん
生活習慣ですね。
あの頃は何にも考えずに、仕事も遊びも楽しめるものは全部楽しみたい、1日の時間が足りない。削れるところは睡眠時間だったもの。
◼︎M
笑)食べ物も無頓着だったよね、若い頃は。
◼︎Eさん
そうそう、気にもしていなかった。
◼︎M
それが蓄積されて症状に現れたと。
◼︎Eさん
ですね、原因はありますよね。
その時に睡眠がいかに重要なことか気づきました。
◼︎M
私は昔から睡眠だけはしっかり取っていたよ。寝ないとやっていけないタイプ。
だから、ギリギリ保たれていたのかも。
◼︎Eさん
当時一番忙しい時で、3日間で2時間ほどの睡眠しかない時もありました。
若い時は体力があるから出来てしまうでしょ。
寝る代わりに、高い美容液を買ったりして(笑
今なら判りますよ、睡眠の大切さが。
ーフィトテラピーのことを学んで今の仕事(カメラマン)と関わりはありますか?
◼︎Eさん
フェムゾーンのことも詳しくなりました。現場でトラブルを抱えていそうなモデルさんには声を掛けます。ソープを渡したりクリームの試供品をあげてみたり。
少しでも自分のフェムゾーンへ意識が向くようになればいいなと思って。
◼︎M
クリームって?フェムゾーンに塗るの?
◼︎Eさん
そうです。私はオイルを勧めています。
女性ホルモンが減っていくと膣の中がカラカラになっていきます。
◼︎M
ええ!!どういう事?!
生活していて何か症状が出るの?
◼︎Eさん
目が乾く、喉が乾き出す。粘膜が乾きやすい人は膣も乾いていると思います。
◼︎M
病気になったりするの?
◼︎Eさん
膣脱って知っていますか?
◼︎M
知らない。初めて聞く。
◼︎Eさん
穴から膣が出てきちゃうの 。
◼︎M
?!
<後編へ続く>
こんなにもあります。フェムゾーンのケア商品。