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違和感を感じませんか?

この記事のトップ画像に掲載しているのは、とあるニュースサイトの記事のコメント欄の一部を抜粋したものです。

このコメントでは某事件に対する意見が述べられていますが、
コメント欄では同様の意見が大半を占めています。
僕は正直、この状況に背筋が凍る思いをしております。

◆そもそも戦時下においては、正しい情報が伝わりにくい

以前の記事で、戦争プロパガンダに関するお話を何度か書きました。

戦時下においてはどちらの側も自らの正当性を主張します。
また、一方の側において、自分たちの側に不利な情報はなかなか報道されにくくなるか、都合の良い解釈をする方向に誘導されていくものです。
それはこれまでの戦争の歴史が証明しています。

ここで先ほどのコメント欄の件に戻ります。

◆コメント欄の状況

先ほどお伝えした通り、紹介したコメントと同様の意見が大半を占めております。

そもそも露が悪いという意見
たとえウ国が悪くても露の責任、という意見


一方で、それと異なる意見は少数で、かなり否定的な評価をされています。

ミサイルを落とされた側の感情を慮る意見
さすがに暴論すぎるのでは?という意見

勿論、何が正しいは戦争が終わるまでわからないかもしれません。

現状わかっているのは、ミサイルが落ちて、少なくとも2人は亡くなったという事、そして、そのミサイルは隣国であるウ国から発射された可能性が高いという事だけです。(その情報もひっくり返る可能性はありますが)

ただ、恐ろしさを感じるのは、このコメント欄のような状況です。

◆情報をどう受け取るかは、あなた次第

正しいかどうかはともかく、
「戦争を起こしたのは~だから、責任はミサイルを撃った~ではなく、そうさせた~である、」
というのは西側陣営、特にアメリカの意見です。

今回のようなケースは、むしろ様々な意見が出てしかるべきだと思います。
ところが、実際は判を押したように西側陣営と同様の意見を主張する人が大半を占めているのです。

その理由は恐らく、メディア側がそういった論調を見せているからでしょう。
だからと言って、メディアが悪いとも僕は言いません。

情報をどう受け取るかは、あくまで自分たちの自由なのです。

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