「クライシスアクター」とは?
※5/24追記
「クライシスアクター」というものを皆さんご存じでしょうか?
本来の意味は、救急隊員や消防隊員、警察官などの訓練のため、
災害・事件の被害者役として防災訓練に参加する俳優、
ボランティアなどの人物のことを指しますが、
ここで紹介するのは、一言でいえばテレビの“仕込み ”というやつです。
メディアでの報道の際に、実際の当事者であるように見せかけて、
クライシスアクターが演じている場合があり、
例えば、事件などの惨事の被害者やその家族のように演じ、事件は実際に起こったのではなく仕組まれたもの、というような事例などがあります。
一時期、某テレビ局の情報バラエティ番組でのヤラセ疑惑が話題になりましたが、そういった事実らしく見せながら、実際には演技されたものだった、というような事例はよく知られています。
◆「クライシスアクター」経験者の動画
最近では、実際に「クライシスアクター」をやっていた、という方が、
Youtubeで動画をあげて、その実情を話していたりもします。
この方は実際に、某テレビ局の「発掘○○○○大辞典」という番組に出演した際の経緯を詳細に語っています。
あくまで個人の見解ですので、真偽は定かではないですが、
公にこのようなことが語られるようになった事は驚くべき事で、
それだけ当たり前のように行われていたという事なのかもしれません。
また、これとは別に、過去には某N〇〇の海外特派員としてテレビ出演していた女性が、ある時は医療従事者として、ある時はキャビンアテンダント、
またある時は巫女として、まるで一般人であるかのようにインタビューを受けていた疑惑が浮上したこともありました。
(ネットでは該当の女性であるとして、実名が公表されています)
◆情報は操作される
ただ、それらはあくまでも氷山の一角でしかないのかもしれません。
ヤラセだと発覚すれば、それは虚偽として世に知られることになりますが、
そうでない場合は、事実として世の中に広まっていく事になります。
それがもし、政治や〇争に関わるような事であれば、
我々の生活が脅かされる事にもなりかねません。
以前の記事でお伝えした「ナイラ証言」のように、
広告会社が役者を使って虚偽の事件をでっちあげ、
世論を誘導するというような事は実際に起きています。
※動画の字幕が「バイラさん」になっていますが、誤りです。
その結果、アメリカの世論の中で国際的な反イラク感情とイラクへの批判が高まり、湾岸戦争開戦の大きなきっかけとなりました。
この様に後からその事実が判明する事もありますが、
一般市民がこの事を知るのは稀なことかもしれません。
それくらい巧みに情報は操作されています。
◆情報は情報であって、事実とは限らない
特に、昨今の情勢などを踏まえると、
今は戦時中と同様の状態と認識すべきだと思います。
だとすれば、情報統制されるか、もしくは虚偽の混じった情報が錯綜し、
必ずしも正しい情報だけが我々の元に届くとは限りません。
そして、SNSの不況により、我々自身も情報の発信者になる可能性もあり、
受け取る側である我々がしっかりそれを見極める必要があります。
自分が知りえた情報を安易に他に発信するのではなく、
きちんと吟味したうえで発信する必要があるのです。