ファンタジーとSFの合体とか好きでしょ?フェノトピアレビュー
PHOENOTOPIA(フェノトピア)をクリアしたので感想を書きます。久しぶりに利き腕の二の腕がボタンの連打のしすぎで痛くなったゲームでした。
【どんなゲーム】
村の大人たちがUFOにアブダクションされたので残された子どもたちの中で最年長の少女ゲイルが手がかりを探すうちにとんでもない規模の争いに巻き込まれる横スクロール探索謎解き2Dアクションゲームです。
プレイヤーは主人公ゲイルを操作して飛んだり跳ねたりバットを振り回したり転がったりぶっ飛ばされたりナメくさった選択肢を選んだりします。ソウルシリーズのようなスタミナゲージとゼルダの伝説のような使用アイテム(道具)、悪魔城シリーズの探索要素を採用しているのが大きな特徴です。操作感は一部を除いて軽快でキビキビ動きます。
戦闘も謎解きも難易度は高く心が折れそうになりますが、設定で戦闘の難易度は下げられます。謎解きアクションは頑張りましょう。二度とやらんわこんなクソゲーといいながら5分後にコントローラーを握りしめる根性が大事です。
【システムの概要】
大きな要素は戦闘中にも道具を使えて謎解きアクションにも道具を使うゼルダの伝説システム、スタミナゲージがありこれが尽きると回復するまでしばらくは攻撃したり道具を使ったり出来なくなるソウルシステム、あちこちに隠されている最大ライフアップや最大スタミナアップやコレクターアイテムを集める悪魔城システムの3つ。
道具を手に入れる事で行ける範囲が広がり前に行けなかったところに行ける→ライフアップや収集アイテムがあるパターンが多く探索要素が強い。
謎解きも多く様々な道具を使ってクリアすると相応のご褒美がもらえる。ご褒美もただのトロフィーではなくそれぞれに使い道があり最終的には装備品やイベントアイテムなどになる。
ライフとスタミナはドーピングできる。大体は謎解きやイベントのご褒美。このゲームは被弾しやすく防具によるダメージ軽減量が大きくないのでライフは大事だし、スタミナがあれば道具を使い放題攻撃し放題になるのでこれもとても大事。
本作は珍しく難易度が事細かに変更でき、通常攻撃のスタミナ消費のオンオフ、食べ物を食べる時に時間がかからないようにする等を個別に操作できる。
【いいところ】
・卓越した世界観
ナウシカとかラピュタ好きな人はハマる。フェノトピアの舞台である地球は数百年前の国家間の戦争で一度滅んでおり、残された人達は地球の環境を再生させる為の処置を施した後に地下で眠りにつき、今生きている人達は眠りから覚めて再生後の地球に出てきた人々の末裔という設定です。過去の大戦時のテクノロジーは残っていて今の人々も利用していますが、過去の過ちを繰り返さないという観点から武器や兵器(とそれに繋がりうる技術)は平和大使という組織が厳しく管理・規制しています。現代の地球は中世ファンタジー風の世界観が中心ですが、そこに過去のハイテクな技術がしれっと同居しています。いかにもな普通の家にゴーレム(現実でいうロボット)の充電用コンセントが当たり前のように存在していたりゴーレム犬(ロボット犬)がペットにいたり。ファンタジーとSFが同居している様は実に見事で、本作の独特な世界観を堪能できます。
ちなみにシナリオはそこそこ重く、中盤以降は大戦時の技術や過去の爪痕、それを巡る人々の思惑が前面に出てきます。ただゲイルが大変前向きで大体の事は彼女が何とかしますしそんなに深刻そうな顔もしていないので鬱々しくはなりません。でぇじょうぶだ、ゲイルが何とかしてくれる。
・グラフィックとアニメーションがとても綺麗
無茶苦茶ぬるぬる動くよ!特に主人公のゲイルのアニメーションはとても凝っていて、ベッドから起きるだけの動きに「布団を跳ねる→起き上がる→大欠伸をする→寝起きの顔で座ったままぼんやりする」モーションが用意されていたり、食べ物の種類によって「弁当をガツガツかき込んで食べる」「ミルクやジュースを呷って飲む」「手掴みで食べるものを持って咀嚼する」が使い分けられたりしています。他にも人の話に首を傾げてう〜ん?って動きをしたりニコォ…と笑ったり生き生きとした仕草を見せてくれます。
背景はとても綺麗で凝っています。色彩が鮮やかで美しく、牧歌的な田舎の村から未来都市まで様々な世界が色とりどりのカラーリングで表現されているのは見事です。モブ達も地域に合わせた外見をしており、またゲイルの故郷のパンセロ村の住民の多くは固有グラフィックです。
・BGMがとてもよい
小並感な言い方ですがグラフィックに合わせて雰囲気を演出するBGMが用意されています。最初のダンジョンであるアヌリ遺跡の神秘的でエキゾチックなBGMを初めて聞いた時は感動しました。
フルートやピアノのクラシックな旋律にピコピコした電子音が混ざるのが特徴で、本作のファンタジーとSFが混ざり合う世界観によく合っています。特にボス戦のBGMは激しいロックと電子音、ピアノの旋律が合わさっており筆舌に尽くし難い名曲です。
本作はsteamのほかiTunes Storeでもサウンドトラックが販売されているのでぜひ買いましょう。iTunes Storeは一曲からバラ売りしていておすすめです。
・先が気になるシナリオ
本作は「家族を夕飯に呼びに行ったらその間に村の皆がアブダクションされていたぜ!探しに行かなきゃ!」というギャグみたいな始まり方をするのですが、そんな地元くさいコンパクトな話が手がかりを探すうちにとんでもない規模の出来事に巻き込まれていきます。ネタバレになるのでこれ以上は言えませんが最後までどんでん返しが続くので先が大変気になる構成になっています。
・主人公≠プレイヤーである演出
このゲームの主人公はゲイルですが、プレイヤーである私たちは彼女の発言を選択肢という形で選ぶ事ができます。選択肢は「はい」「いいえ」のほかに彼女自身の発言も含まれており、「がんばってね」「美味しかったよ」「は?」などがあります。ちなみに「は?」は銭ゲバ野郎に強請られそうになった時の返答です(ゲイルは元気な女の子ですが割とこういう人をナメた態度を取る時があります)。
主人公は大体の場合プレイヤーのアバターでありプレイヤーが知っている事以上は知らない、がゲームの定石ですが、このゲームは面白い事に「ゲイルは知っているがプレイヤーは知らない」事が時々あります。知己の親友に対しゲイルは忘れたフリをしてすっとぼけ、それが露呈したところで笑顔で抱擁するシーンがありますが、プレイヤーはその人物がゲイルの親友である事はその時点ではよく分かりません(実はゲーム開始直後に見られる家族写真にその子がゲイルに寄り添っている姿が写っているのですが再会した時点で覚えている人はいないでしょう)。プレイヤーはゲイルの行動の決定権を持っていますが、ゲイル自身ではない事が時々演出されるのはなかなか面白いです。
軽度のネタバレになりますが、このゲームにはバッドエンドが二つあります。普通ならまず選ばない発言をゲイルにさせるとバッドエンドに入りますが、そこに至るまでに何度も「本当にいいですか?」と釘を刺されます。それでも好奇心でその選択をすると村の皆が悲惨な事になりゲイルは助けたいのに助けられなくて非常に苦しむという残酷な結果を突きつけられます。プレイヤーの好奇心が主人公を明確に苦しめる結果になるという珍しい描写ですが、ゲイルはプレイヤーの人形ではないということとプレイヤーの好奇心が彼女を苦しめたのだということをはっきりと提示され良心が痛みます。ました。
・機敏な動作
操作感は良好でキビキビ動きます。ホロウナイトに近い操作感です。できる動作はダッシュ、ジャンプ、ダッシュジャンプ、匍匐前進、ローリング、通常攻撃、ジャンプ攻撃、溜め攻撃でサブイベントを進めると出来ることが増えます。ダッシュジャンプが硬直すること以外は思い通りに動いてくれるので操作性が悪いというのはそう無いんじゃないかと思います。
・ギアリングシステム
これはとても良いシステムなので他のゲームも導入して欲しいです。私はXbox360の有線コントローラーを使用していますが、右スティックを倒す+押し込みで登録されたアイテムを即呼び出せます。
こういったショートカットシステムは横スクロールアクションには多くありますがほとんどがトリガーボタンでリールを回転させる方式なのでこのゲームのギアリングは大変便利です。なにせ目的のアイテムを飛び越えてしまってもう一周するためにボタンを連打する必要がない。素晴らしい!
・回復=食べる事、ボタン連打で早食いシステム(設定で変更可能)
このゲームの回復アイテムは食べ物であり食べる事で回復するのですが、食事という行為の都合上ゲイルが食べ始めてから食べ終わるまでに数秒かかります(嚥下に必要な時間はアイテム欄に記載されています)。当然彼女がご飯を食べている間は完全に無防備で棒立ちするので被弾の危険があります。被弾しても食べ物は無くなりませんが食べる動きがキャンセルされるのでやり直しになります。
「早く食えよ!!」と言いたくなりますがボタンを連打するとゲイルが早食いしてくれます。ちょっとかわいそうですがこの食事に時間がかかる+早食いシステムは安易な回復を許さない緊張感と敵の攻撃の合間を縫って飯を食う謎のシュールさ(とその裏のプレイヤーの必死さ)がなかなか面白いです。ちなみに設定でメニューから直接食べる(食事に全く時間がかからない)ようにする事もできます。
・ショップと店売りアイテムが実効的に機能している
いわゆるメトロイドヴァニアという分類のゲームは探索とアクションを重視していて、その源流の一つが悪魔城ドラキュラシリーズ、特に月下の夜想曲なのですが、ヴァニア(悪魔城シリーズの海外の名称)を名乗っているのにお店がなかったりお店があっても消費アイテムの効果があまり実用的ではなかったりするゲームが少なくはありません。そもそも装備を買ったり変更する概念がない作品もあります。これはメトロイドヴァニアジャンルのゲームの多くがソウル系のゲーム要素を取り込んでいて「セーブポイントで全回復+回復アイテム補給」がスタンダードになっている事が大きいように思われます。
このゲームで店売りしているのは装備(武器のバットと防具の上着)、使用アイテム(ボウガンや釣竿など)、消費アイテム(食べ物)で武器に属性を付与するタイプのアイテムはありません。装備と使用アイテムは一度買えばおしまいですが消費アイテムは何回かお世話になります。食べ物による回復はドロップアイテムを料理すれば代替できますが、メニューから直接食べる事ができる食べ物やスタミナ回復速度アップ、攻撃力アップの食べ物は大部分が店売りですので必然的に店売りの食べ物を買う事になります。また店売り限定の食べ物もそこそこあり、食べ物一つ一つに料理法や使用されている素材、味や食感が(おそらくゲイルの主観で)コメントされているので見る楽しみもあります。
前述の通り装備特に武器防具を販売していたりメイン回復手段を販売しているゲームはそんなに多くなく、以前からsteam上のメトロイドヴァニアゲーに不満を抱いていた私にとっては大変良い塩梅でした。
・カメラのズーム機能がある
2D探索アクションゲームにしては珍しく結構派手にカメラがズームします。最も遠い距離にすると結構離れたところまで見えます。
・死んでもお金を落とさない
steamのメトロイドヴァニアゲーはメトロイドソウルなんじゃないか?と思うくらい死ぬとお金を落とし回収する前にさらに死ぬとお金を全ロストするソウルシリーズのシステムが大好きなのですが、このゲームは死ぬと最後にセーブしたところからやり直しなのでお金を落とす事はありません。
・使用アイテム(道具)はスタミナのみを消費する
ゼルダの伝説のように弓とか爆弾などの使用アイテムは矢弾を消費するゲームが多いのですが、このゲームはスタミナさえあれば使い放題です。店売りにしてもよかったのかもしれませんが補充が面倒だろうという事でこの調整になったのかもしれません。特にクロスボウは使用頻度がとても高いのでありがたい仕様です。
・高いところから落ちてもダメージを受けない
ダメージを受けるメトロイドヴァニア多いよね…。私は高所落下でダメージを受ける仕様が大嫌いです。
・探索するほど楽になるシステム
本作は道具が増えると行けるところが増える→行けなかったところに行ける→行けなかったところに行くとご褒美(大体は収集アイテムかライフアップスタミナアップ)があるという探索型悪魔城システムなのですが、ライフアップとスタミナアップを集めるほど戦闘は楽になります。このゲームは回復(食事)に時間がかかり戦闘中に回復するのがなかなか大変なのでライフアップはとても大事です。
【人を選ぶところ】
私は特に気になりませんでしたが、これは私のようにある程度横スクロールアクションを遊ぶ人以外にはきついんじゃないかなと思うところを挙げます。
・オートセーブがなく死ぬと最後にセーブしたところからやり直し
昔のゲームな仕様ですね。私も何回かやらかしたのでこまめにセーブはしましょう。
・通常ジャンプは空中制動が効くが、ダッシュジャンプは空中制動が効かない。
文字通りダッシュからジャンプすると硬直が発生します。昔のゲームな仕様ですね。
・こちらは被弾すると派手にノックバックするが、敵はあまりノックバックしない
序盤の敵は通常攻撃を当てると怯みますがゲイルより大柄だったりマッシブな敵は基本怯みません。後述するようにゲイルの通常攻撃は射程がとても短いので引き際を弁えないと被弾します。
・イベントで次の行き先がマーキングされない
これに限らずイベント周りはマーキングされたりクエスト帳に記録されないので覚えておく必要があります。一応メインシナリオは次にどこへ行けばいいか教えてくれるアイテムが手に入りますが、お使いの行き先は教えてくれないのでメモした方がいいです。
・地図がない
このゲームはワールドマップがさほど広くないので私はいらないと思いますが開発者のところにはこういう反応が来たようです。
・セーブポイントでワープができない
ワープシステム自体はありますがセーブポイントでワープしたいという人はいるようです。
・ワープポイントの解放が収集アイテムを消費して行われる
ワープポイントを解放するためにムーンストーンを探しに歩き回るのは馬鹿馬鹿しいと思う人はいるようです。町やダンジョンを初見時にくまなく探していればワープポイント全解放の大体の必要数は集まりますがスルーしていると徒歩移動になるので煩わしいのかも。
・資金繰りが大変
このゲームは至る所でお金が必要です。サブイベントでお金が必要、装備を買うのにお金が必要、アイテム所持数上限増枠にお金が必要…。
しかし雑魚敵が落とすお金は1〜5リンくらい(リンはこの世界のお金の単位です)。装備は一つ100〜200リンくらいです。全然足りない!
実は雑魚の落とすお金ではなくドロップする食材を売り払ってお金を得るのがメインの資金源です。特に釣りは魚一匹につき8〜10リンほどのお金になるので釣竿を早めに手に入れましょう。ダンジョンや町に大金の入った宝箱もちょくちょく置いてあるのできちんと回収しましょう。アイテム所持数上限が多くなるほど持てるドロップアイテムが増えて一度の換金量も増えるので後半ほど楽になります。
・「え、ここで?」というところで終わる
はい、本作はフェノトピアの序章にあたる作品で、この作品だけで完結しません。物語としては一応一区切りつくのですが、もう少し遊ばせてよぉ!となります。なった。続編待とうねぇ…
【わるいところ】
・通常攻撃の射程がとても短い
なんとゲイルの横幅と同じくらいしかありません。ほぼ敵に密着しないと当たりません。つまりとても被弾しやすいという事です。バットだから仕方ないとはいえあと1.5倍くらいは射程があってもよかったのでは?
・被弾後の無敵時間が3回連続で被弾した後に発生する(設定で変更可能)
恐ろしい事にこのゲームは被弾しやすい設計なのに被弾後の無敵時間が無いに等しいほど短いです。一定時間内に3回被弾すると無敵時間が発生しますが言い換えれば3発はもらうということなのでショットガンのような軌道の攻撃が至近距離で当たったりマシンガンのような連打をもらうと恐ろしい勢いでライフが減ります。
・飛行する雑魚敵が常に一定の距離を保つ動きをする
初見バイバイのストレス要素です。このゲームの空飛ぶ敵は常にゲイルと一定距離を置くように動きますので実質的に飛び道具の使用を強制されます。しかもよく動くので当てるのは大変です。
・セーブポイントの利用では最大ライフの半分までしか回復しない(一部例外あり)+宿屋が実質的に機能していない
このゲームの一番意地悪なところです。セーブポイントを使用すると最大ライフの半分までしか回復しません。宿屋を使って欲しいのでしょうが、先述のようにこのゲームはお金が足りないのに宿屋の料金が高いです。また宿屋は町にしかなくダンジョンの周辺にはありません。したがって、宿屋を使わずセーブポイントでちまちま最大ライフの半分まで回復しながら雑魚のドロップを料理して売ってお金を稼ぎつつボス戦前に貯め込んだ料理を食べて回復するという動きになります。宿屋の機能が実質的に失われているうえセーブポイントの回復量が制限されているストレスがかかってもったいないです。ダンジョンの近くにも宿屋を置いてセーブポイントの回復を無しにするか、お金回りを良くして回復アイテムを手軽に大量に持てるようにするか、セーブポイントでライフが全回復するようにした方がいいと思われます。
ただ、一部例外があるようです。セーブした時点ではライフが最大値の半分まで回復したが、ロードした時に全回復している時とそうでない時がありました。セーブポイントによって異なるようですが理由は分かりません。天使像が近くにあったり寝床があったりするところだとそうなる仕様?
【総評】
システム面で躓く人がいると思いますがそこ以外は大変よくできた素晴らしいゲームです。先述の通り世界観が秀逸でグラフィック、音楽、アニメーションの全てが独特の世界観と設定を演出しており、シナリオも本作のみの範囲であればメリハリとどんでん返しの怒涛の展開でよく出来ています。
本作はsteam上で体験版が配信されているので、まずはそれを遊んでみていけそうなら製品版を購入するといいでしょう。
そしてこれは私個人のお願いですが、出来ることならばより多くの人にこのゲームを買って遊んで欲しいと思います。このゲームは6年の開発期間の後リリースされましたが、思ったより売れなかったらしく開発のモチベーションが低下しているようです。低下しているというより、6年かけたソフトの売上が現状の状態では開発規模を縮小する事を検討しなければならない(続編を出すにしても本作のように6年をかける程ではなく、より迅速に作らなくてはならない)という認識のようです。
フェノトピアは長編作品の予定で、本作はその序章にあたる作品です。言い換えれば、ここで終わるべき作品ではありません。しかし続編を出す為には開発がその気にならなければならない、売上が伸びなければなりません。
私はこの作品の結末を見たいです。なので出来るだけ多くの人にこのゲームを買って欲しいし、続編が出て欲しいと思います。その為に少しでも多くの人にこんなゲームがあると教えてくれると(そしてこの記事を見て買ってくれると)幸いです。