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青龍のプラモデルは組み立て難易度も四神級だった

ヤフ●クのおすすめ欄に突然見えたあまりにもかっこいい龍のプラモデルに私の心は鷲掴みになった
そういう訳で今回手に入れたのがこちら

神型科技 SHENXING TECHNOLOGYの青龍(水墨画風バージョン)
いかにもな青龍であるカラフルなバージョンもありますがそちらは絶版になっていてフリマでしか手に入らないようなので白黒版にしました 機会があればカラフル版も欲しいですね

さてこのプラモデル、中国産です
中国産といえばパチモンだの質が悪いだの色々悪い噂ばかり聞きがちですが、現在は液タブを始めゲーム業界にも高品質な商品を売り出しております そもそも日本のプラモデルやらフィギュアも組み立てや生産自体は大部分が中国の工場で行われていて堂々とmade in chinaと書かれていますからそういう噂は的外れもいいところなのですが
とはいえ最近は人件費が高騰していて国内の工場で作るのとさほど変わらないから日本国内で作る方向に変わりつつあるとも聞きます いずれにせよフィギュアの値段はどんどん高くなっているので世知辛いな!品質はどんどん上がっているんだけどね

それはそれとしてこのプラモデル、完成すると全長86cmだそうです この間組み立てたブルーアイズホワイトドラゴンが羽の端から端までで大体60cmほどなのでそれよりも大きいです そんなもの置くスペースあるのか?

早速開封するのですがまあまず箱がデカい!!

スイッチの6倍くらい箱の面積があります そして厚みは15cm以上あります

側面には未開封証明シールが貼られています

そして箱を開けるとA4サイズのランナーがミッチミチに入っています
中身は

説明書
Aランナーが1枚
後で気づきましたがこのランナー成形不良が3箇所あります
Bランナーが2枚
Cランナーが4枚
Dランナーが4枚
Eランナーが1枚
Fランナーが4枚
Gランナーが4枚
Hランナーが1枚

の合計21枚のランナーが入っています
21枚!?!?!?ウォーハンマーの大きい箱でもそんなに入ってないよ!?

ランナーは白黒灰色とクリアーブラックの4色で見た目は日本のプラモとほぼ変わりありません クリアパーツも気泡が入っておらずとても綺麗です

では早速組み立てましょう

説明書も日本のものとあまり変わりありません 絵がついているので文字が読めなくても問題ないです

なんということでしょう
顔を担当するAランナーに不良があってたてがみの一つの先と顎ひげ、鼻先が成形されていません なんてこったい
まあ気にせず作りましょう 気になるなら後でパテで補修すればいいし


ところでこの説明書、ランナー21枚に対してたった6ページしかありません
なぜなら

お分かりいただけただろうか?

胴体のパーツを20個組み立てるからです
ランナーが異常に多いのはこの胴体を作るためのパーツが大部分を占めているからです
さらにこちらの胴体パーツ、説明書通りに組もうとするとパーツのピンが引っかかったり固すぎて嵌まらなかったり大変なので適宜自己流で組み立てた方がいい場面があります

こいつが第一の刺客
胴体は真ん中から左右に分割されていて、上のパーツを左右から嵌めるようになっているのですが

この通り謎の出っ張りが邪魔をしてきっちり嵌まりません 何かに使うのかと思いましたがどう見ても邪魔でしかないのでニッパーで切り飛ばしました 20個分

こいつが第二の刺客
なんの変哲もない可動軸のパーツなのですが

写真では分かりづらいのですがこいつら信じられないくらいギッッッッチギチです 嵌めたら最後一生外れません 比喩じゃなくて本当に
可動時の摩擦に耐え、大きな体を保持するためにこんなにギッチギチなのでしょうが、全体重をかけて曲げても可動しないくらいギチギチになります
ワセリンを塗るといい感じに可動しつつがっちりホールドして保持力もあるのでワセリンを塗るなりシリコンスプレーを差すなりするといいと思います

第三の刺客です
赤丸で示した通り、横にピンの出っ張りがありますね

これはたてがみになるパーツで、説明書では胴体パーツを左右から嵌めた後に上から差し込むように指示が書いてあります 上の写真のように嵌ればOKです

このように胴体パーツを左右から嵌めた後に上から差し込もうとすると、ピンが引っかかって嵌まりません
パーツの中にあらかじめ差し込んでから胴体を左右から嵌めると綺麗に入ります

第四の刺客です
この灰色のお腹のパーツを胴体パーツに下から嵌めるのですがこれまた信じられないくらいギッッッチギチで固いです
よく見ると上の写真に丸いドーナツ状の嵌め込み箇所があるのですが、パーツの精度が若干甘いのかぴったり閉じていません 他はさほどでもないのですが、胴体のこの部分だけ精度が甘くてこの腹パーツの嵌め込みが鬼のように硬くなっています

全身全霊の力を込めて嵌めるとこの通り見事に白化しますが気にせず思いきり嵌めましょう 白化したところはどうせ外から見えなくなります
ちなみに最後の方は手が痛くなり過ぎて傷がつくのも構わずペンチで嵌め込んでいました

最後の刺客です
このナイキみたいな形のパーツも出っ張りがあります

出っ張りをここの隙間に押し込んで嵌めるのですが、なんとそのままだと上述の第三の刺客の出っ張りが干渉して嵌まりません どうせ外から見えないし上から白いカバーを嵌めるのでピンをニッパーで切り飛ばして嵌めてました

尻尾や手足は全然問題なく組めたのですが、なぜか胴体だけこのように刺客が多くやってきたのでなかなか大変でした これを20個分やるのは結構骨が折れました

そんな訳で完成です

デカい
いやでっっっかい 以前組んだブルーアイズの翼長より余裕ででかいです あまりにも巨大過ぎる

こんなに蛇行した姿勢でもSwitchの4倍以上大きいです
組み立ては大変でしたが完成した時の満足感は半端ではないです
何より動いて欲しいなと思うところは全部動く これが本当にすごい

この通り好きなように形を変えられます 大分昔に発売された竹谷式自在置物の龍はボールジョイント接続だったので縦に波打つことは得意でも横にうねるのは少し難しかったのですが、こちらは胴体パーツが全て縦横自在に動くし回転も容易く出来ます これは本当にすごい
第二の刺客であるビキビキに固い可動部もあの硬さのお陰でこれだけの巨体でありながらきっちり保持出来ます ワセリンを塗ったお陰で可動もスムーズです

お顔 いかにもな東洋龍の顔立ちです 瞳は金パーツと灰色パーツの二種類があり好きな方を選べます

顔は当然のようにヒゲと顎が動きます

胴体 あの20個ものパーツを連結したお陰で自由自在に動きます

ちなみにお腹のパーツと背びれのパーツが動くので関節の可動部が見えないように隠す事が出来ます

手と足
手と足は右腕と右脚、左腕と左脚が同じパーツですが左右の違いは鏡合わせになっているだけなので実質的に全て同じ作りです

肩と腰を左右に開くことは出来ませんが、上腕から先を外側に回転させる事は出来ます もちろん肘と手首はがっつり可動します 何よりすごいのは指 五指全てが爪と関節が人間の手と同じように動き開いたり閉じたり出来ます これはすごい

尻尾の先 可動部はありませんが大きなクリアパーツが綺麗です

図体がとてもでかくて場所を取るので普段は巻いておくと省スペースです
とにかく組み立てが大変でしたが完成した時のボリュームと可動に大満足の逸品でした

最後に竹谷式自在置物の龍と撮影
このシリーズは現在白虎の予約が受付中なので気になる人は見てみるといいかもしれません

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