今年、最も泣ける映画に出会いました(後編)
※この記事は、『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』のネタバレが含まれています。
今日は、昨日の続きをお話ししていきます。
劇場最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』は、灰原 哀(はいばら あい)の成長物語です。
私がどこで感動したのかをお話しする前に、まずはストーリーをご紹介させていただきます。
ストーリー
そもそも灰原哀は……
そもそも灰原哀は、映画より前に起こった「とある事件」により、黒ずくめの組織からは亡くなっていると思われています(どんな事件か気になる方は以下からどうぞ)。
それが今作では、たまたま灰原を見つけた組織から、「これはシェリー(灰原が組織にいた頃のコードネーム)か?」と疑われ、本人かどうかを確かめるために灰原は誘拐されてしまいます。
感動場面までの物語
ジン(黒ずくめ組織の幹部で、コナンを幼児化させた張本人)が来るまで、誘拐された女性エンジニア、直美・アルジェントと共に潜水艦に監禁されることになった灰原。
直美は灰原の姿を見て、「宮野志保(灰原の本名)」の面影を感じます。
幼少期、直美はアメリカの学校に通っており、そこで人種差別によるいじめを受けていました。
それを救ったのが同じ学校に通う宮野志保で、直美はお礼を言えず離れ離れになったことがすごく心残りでした。
その後、潜水艦が浮上したことにより、コナンと連絡を取り合うことができた灰原は、直美に共に脱出しようと誘います。
ただ直美は、組織の協力を拒否したことにより、父親が狙撃されてしまい、絶望した状態でした。灰原は説得しますが、直美に「子どもに何ができるの?」と突き放されます。すると灰原は……
私が1番感動した、灰原哀の言葉と行動
「子どもの言葉や行動で、人生が変わることもある。私はそれを体験して変われた。だから私を信じて、直美!」
と、直美を勇気づけます。
昨日の記事でもお話ししましたが、灰原は出てきた当初、組織に見つかったときは「潔く死のう」としていました。
今回の映画でもほとんど正体がバレており、以前の彼女なら命を諦めていたはずです。
でも灰原哀は変わりました。
転入先の学校で出会った少年探偵団(小嶋元太、円谷光彦、吉田歩美)によって。
いつも危なっかしい行動を起こしますが、子どもの行動や言動が、「死のう」と考えていた灰原哀を、「なんとしてでも生きる!」に変えたのです。
そして、灰原は直美と共に脱出しようと動き出します。
他にもいろいろ泣きそうな場面はありましたが、私はこのシーンの灰原哀の行動と言動が1番感動しました。
『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』は、コナン映画史上、最も泣ける作品です!
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