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LHTRPG/企画〈カレイドパドルの万華宮〉参加記事


はじめに

当記事は、そるこさん氏(Twitter:@storia_tt97)のログ・ホライズンTRPG10周年企画『カレイドパドルの万華宮』への参加記事です。
自キャラをテーマとした、CR6相当のエネミーデータ2体分を掲載しています。

青の配り手《ブルー・ディーラー》

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青の配り手《ブルー・ディーラー》

ランク:6
タグ:[ボス][人型][鏡像][暗視]
識別難易度:11
【STR】3 【DEX】3
【POW】2 【INT】4
【回避】4+2D 【抵抗】3+2D
【物理防御力】13 【魔法防御力】14
【最大HP】120 【ヘイト倍率】×6
【行動力】8 【移動力】2
【因果力】3

▼特技
《THE HOUSE ALWAYS WINS》_常時_このエネミーはダメージロールを行わない攻撃によるHPダメージを受けない。また、このエネミーと同じSqにいるキャラクターは常に[衰弱:17]を受けているものとして扱う。

《RULE=TWENTY−ONE》_セットアップ_広範囲20(無差別)_至近_対象に[チップ]タグを2個与える。〔自身:HP50%以下〕PCに与えられる[チップ]タグは1個となる。〔確定効果〕このラウンド終了時まで、対象は[攻撃判定]と[防御判定]を行う時に、自身の持つ[チップ]タグを2個まで消費し、消費した数までダイスを増やしてもよい。この効果を使用したキャラクターは、以下の①〜④の効果が適用される。
①【因果力】および特技の効果によってその判定を振り直すことはできない。
②その判定において通常の条件によるクリティカルおよびファンブルは無効となる。
③その判定の達成値が21の場合クリティカルとなり、シーン終了時までそのキャラクターが行うダメージロールに+17してもよい。
④その判定の達成値が22以上の場合ファンブルとなり、ラウンド終了時までそのキャラクターは[ヘイトトップ]として扱われ、HPダメージを受ける時、防御力を0として扱う。

《RANGE=ZERO》_ムーブ_自身_至近_このメインプロセスに行う[射撃攻撃]の射程を+2Sqする。〔マイナー〕このメインプロセス終了時まで、このエネミーは射線が通っていないキャラクターを行動の対象として選択できる。

《ROULETTE=FIFTY−FIFTY》_[射撃攻撃]_メジャー_対決(4+3D/回避)_単体_3Sq_対象に[55+2D]の物理ダメージを与える。〔1D:1〕対象に[萎縮][硬直]を与える。〔1D:2〕対象に[再生:5]を与える。〔1D:3〕対象に[放心][慢心]を与える。〔1D:4〕対象に[障壁:5]を与える。〔1D:5〕対象のCSを2個解除する。〔1D:6〕対象の【HP】を5点回復する。〔マイナー〕対象に[重篤]を与える。〔因果力1〕この特技を「対象:範囲(選択)」に変更する。

《SPLIT》_本文_単体_4Sq_ラウンド1回_対象が[行動済]になった時に使用する。対象は即座に[未行動]となる。対象は1Dを振る。ラウンド終了時まで、対象の【行動力】は出目と同じ値になる。

《JACKPOT=SEVEN》_イニシアチブ_〔自身:【HP】に7の数字が含まれている〕次のプロセスでこのエネミーが[死亡]か[戦闘不能]になった場合、このエネミーのドロップ品ロールは7回行われる。〔自身:【HP】に7の数字が含まれていない〕このエネミーの【HP】を1点回復する。

▼ドロップ品
1〜3:シルバーチップ[換金](170G)
4〜5:ゴールドチップ[換金](250G)
6:プラチナチップ[換金](500G)
固定:フェイク・エッセンス[コア素材](100G)

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元ネタキャラ :ジャックライド(ヒューマン/暗殺者/毒使い/男)
エネミーランク:ボス
Eタイプ   :アーチャー
知名度    :無名
ステータス  :アーチャー基準に【最大HP】×2+{【INT】×2}、【回避】【抵抗】【行動力】+1、【物理防御力】【魔法防御力】-2

解説

かなり突飛な能力を持った、群れボスアーチャーエネミー。

何よりも最大の特徴は《RULE=TWENTY−ONE》で、敵味方双方に「ブラックジャック」を行わせるというスーパートンデモ特技。
これによりPCはより予測の難しい乱数に振り回されることになるが、それはGMもまた同じ。
「オーバー」のペナルティーは大きいが、「21」のボーナスもまた大きい。

常時特技の《THE HOUSE ALWAYS WINS》は、[追撃]特化の二刀流〈盗剣士〉や[衰弱]特化の〈神祇官〉といったキャラクターを苦しめる。
これは「運に頼らない遊戯者は相手にしない」という、エネミーの「ディーラー」としての設定の具現化でもある。
上記の通り、苦境に立たされるPCはいるかもしれないが、そこは群れボス。
倒す価値のあるノーマルエネミー等を配置し、別の見せ場を用意するといいだろう。

ムーブ特技の《RANGE=ZERO》は、これまた変な特技。
是非とも戦場に【壁】を置きまくろう()。

メジャー特技の《ROULETTE=FIFTY−FIFTY》は、早い話が攻撃と同時に1Dを振り、有利な効果か不利な効果のどちらかを確率半々で与える、というもの。
とはいえそこはエネミーの攻撃。
有利な効果は軽く、不利な効果は重い。

《再行動》類似特技の《SPLIT》は、ランダムで[行動力]を変化させる。
「ブラックジャック」における同名のルールが元ネタ。

イニシアチブ特技の《JACKPOT=SEVEN》は、スロットマシーンをモチーフにした、ある意味でバランスブレイカーな特技。
実はこのエネミーを作成するにあたり、真っ先に思いついた特技だったりする。

赤の蹴撃手《レッド・キッカー》

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赤の蹴撃手《レッド・キッカー》

ランク:6
タグ:[人型][鏡像]
識別難易度:11
【STR】4 【DEX】3
【POW】2 【INT】3
【回避】2+3D 【抵抗】3+3D
【物理防御力】7 【魔法防御力】10
【最大HP】99 【ヘイト倍率】×2
【行動力】6 【移動力】2

▼特技
《小竜脚》_[白兵攻撃]_メジャー_対決(6+2D/回避)_単体_2Sq_対象に[35+2D]の物理ダメージを与える。〔確定効果〕このエネミーはこのメインプロセス終了時に、対象と同じSqに[瞬間転移]し、ラウンド終了時まで[軽減(至近以外からの攻撃):20]を得る。〔マイナー&判定成功〕対象に[硬直]を与える。〔達成値15〕ダメージは貫通ダメージとなる。

《赤の護り》_[移動]_本文_ラウンド2回_このエネミーから見て2Sq以内のこのエネミー以外のエネミーが、HPダメージを与える攻撃の対象となった時に使用する。このエネミーは即座に攻撃対象となったエネミーと同じSqに[瞬間転移]し、攻撃対象となったエネミーに[障壁:15]を与える。その後、攻撃を宣言したキャラクターはこのエネミーを攻撃対象に含める場合に限り、攻撃対象を変更してもよい。

《不撓不屈》_本文_このエネミーが[戦闘不能]となった直後に使用する。このエネミーの[戦闘不能]を即座に解除し、《小竜脚》を1回実行する。その後、このエネミーは[死亡]となる。

▼ドロップ品
1〜4:黒衣の切れ端[換金](50G)
5〜6:朱色の琥珀[換金](95G)

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元ネタキャラ :ラフィ(ヒューマン/武闘家/軍師/女)
エネミーランク:ノーマル
Eタイプ   :グラップラー
知名度    :無名
ステータス  :グラップラー基準に【最大HP】+9、【行動力】-1

解説

攻めも守りも隙が無い、総合的に見て中々強力なノーマルグラップラーエネミー。
個人的に、かなり元キャラを再現できたと思っている。

メジャー特技の《小竜脚》は、皆さんご存知《ワイバーンキック》がモチーフ。
ダメージが通ろうが通るまいが、受け止めたキャラクターは[硬直]。
運が良ければ貫通ダメージになり、跳躍後は風圧で[軽減(至近以外からの攻撃)]を得る。

《赤の護り》は、元キャラがよく使用する《ドーンティングポーズ》がモチーフ。
《ドーンティングポーズ》で範囲攻撃から仲間全員を護る動きは〈武闘家〉の華だと思っているので、どうしても入れたかった。
ラウンド2回なのは強すぎるように見えるが、[瞬間転移]するところが肝。
エネミーの移動をPCがコントロールできるかが突破の鍵になるだろう。

《不撓不屈》は《インドミタブル》の再現特技。
やはりこれにもお世話になっていたので、入れることにした。
元キャラがかなり主人公気質というかアツいキャラなので、死の間際にあっても仲間を護るために最後の一撃を食らわせる、という実際に卓であった動きを[鏡像]にも与えた形になる。

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