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LHTRPG/ユニオン〈RefiNderS〉

ペンは剣より強くないかもしれないが、印刷機は攻城兵器より強力だ。
ほんの僅かな言葉で、すべてを変えることができるのだから。

テリー・プラチェット

〈RefiNderS〉とは

〈RefiNderS(リファインダーズ)〉は、〈大災害〉後にアキバを拠点として設立された、かつての〈エルダー・テイル〉の攻略情報の収集・保存を目的とする集団である。
〈大災害〉が発生する前、〈エルダー・テイル〉のプレイヤーたちは、オンラインゲームというある程度の効率と知識が求められるシステムの都合上、プレイヤーたちの知識の結晶である攻略Wikiを大いに活用していた。
特に〈エルダー・テイル〉はその歴史の長さもあり、Wikiに蓄積された攻略情報の量は他のゲームと比べて桁違いであったため、ダンジョンに挑む前に攻略情報を閲覧することは、ある程度効率を重視するプレイヤーの間では当然のこととされていた。
しかし、〈大災害〉の発生によって攻略Wikiを閲覧することはできなくなり、完全な死亡こそないにせよ、多くの〈冒険者〉は痛みと恐怖を伴う戦いに、情報アドバンテージを持たぬまま身を投じることを余儀なくされた。
そんな中、異世界たる〈セルデシア〉中のありとあらゆる情報を収集し、かつての攻略Wikiの代わりとなる「攻略本」の作成を目指す集団……それが〈RefiNderS〉である。

彼らは〈アキバ大図書館〉を拠点とし、時に〈冒険者〉から持ち込まれた情報をもとに資料を編纂、時に自ら冒険に向かい、情報を収集する。
特に、一切の攻略情報がないが危険であることだけが分かっているエネミー等に対しては、メンバーのみで構成されたパーティーで挑むことが多い。
そういった場合、一切の行動を予測できないエネミーに一方的に蹂躙されて死亡するという、かつてのゲーム時代の高難易度レイドの最前線攻略じみた事態に陥ることも珍しくない。
それでも、何度も死亡を繰り返し、少しずつエネミーのデータを解析して勝利を掴む。
そうして得られたデータが、後続の〈冒険者〉の助けになると信じて。
〈RefiNderS〉のメンバーは、いつ元の世界に帰れるか分からない状況の中で、この世界で生きていくすべての〈冒険者〉の礎となることを選んだ者たちなのだ。
なお、上記の事情がある故に、ほとんどのメンバーは他の〈冒険者〉と比べて、際立って元の世界の記憶を忘却してしまっている。

組織構造

司書

〈RefiNderS〉に所属するメンバーは、みな「司書」と呼ばれる。
司書は、自らが所属するギルド等の仕事がない時に〈アキバ大図書館〉に集い、「攻略本」の編纂作業に努める。
情報が欠落している部分があれば、他の〈冒険者〉に情報提供を募ったり、自ら収集できそうなものであれば、出向いて調査を行う。
ダンジョンやエネミーの調査の場合、パーティーメンバーを募集して向かうこともある。
しかし、〈RefiNderS〉に所属していない人物をパーティーに加えるのはもっぱら低レベルのダンジョンやエネミーの調査の場合のみであり、死亡の可能性が高い高レベルの場合は「司書」のみで向かうのが原則である(レイダーといった実力の確かな人物を、メンバーの推薦により加えることはある)。

司書たちにはそれぞれ得意とする分野があり(エネミー、武器アイテム、サブ職業など)、その分野の情報収集を担当していることが多い。
司書たちは週1回、〈アキバ大図書館〉の巨大ラウンドテーブルを囲んでミーティングし、情報の共有を行う(参加自由)。

司書の中でも、〈RefiNderS〉を創設した代表者は、「大司書」と呼ばれている。
とはいえ〈RefiNderS〉はギルドではないため、システム的な権限は存在しない。
ミーティングで司会を務めたり、レイドで開始の合図をするぐらいである。

ユニオンデータ

ユニオン名 :RefiNderS
規模    :中規模
代表者   :REFER
タグ    :[戦闘3][軍事2][研究3][管理1][アキバ大図書館]
シナリオ利用:可
参加    :自由


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