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Zoomと同時にYouTube Live・Facebook Liveへライブ配信するオンラインイベントの構成

Cerevoのライブ配信機器・関連機器は、10年以上にわたり、世界85以上のエリアでライブ配信を行う皆様と共に進化し続けています。

今回はCerevoが開催したスポーツカメラ「REC-1」分解体験オンラインイベントにおいて、ビデオチャットサービス「Zoom」とライブ配信プラットフォーム「YouTube Live」「Facebook Live」への同時配信、そして同時録画を行った配信構成をご紹介します。

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講師役と生徒役、登壇者の手元映像を切り替え表示

分解体験オンラインイベントは、参加者に事前に分解するスポーツカメラを配送し、当日は参加者専用Zoomで講師役のエンジニアの解説を聞きながら、生徒役のエンジニアと共に解説を進めていく流れとしていました。この形で進行するにあたり用意することにしたのは以下6画面。

1. 2人の演者の引きの絵
2. 講師役のバストアップ
3. 生徒役のバストアップ
4. 講師役の手元の絵
5. 生徒役の手元の絵
6. 説明資料(パソコン)

参加者の方に「どのように分解するか」をわかりやすく伝えるためにも手元映像との切り替えは必須です。また音声は、講師役・生徒役2名の他に司会役とBGMと4つの音声入力をすることにしました。

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この配信は参加者専用Zoomの他に、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell Xを使い、YouTube LiveとFacebook Liveへの2プラットフォーム同時配信同時録画のバックアップを行ないました。Zoomとライブ配信を同時に行うことで参加者の皆さんとは個別に交流をしながらも参加者以外の方にもイベントを楽しんでいただくことが出来ました。

実際のオンラインイベントの映像はYouTubeからアーカイブがご覧いただけます。

YouTube LiveやFacebook Liveでいただいたコメントも時折ピックアップさせていただき演者の2人に話してもらうことで、盛況のうちにイベントを終了しました。

6画面4音声入力時のライブ配信機材構成

オンラインイベント実施にあたり、カメラ5台、ビデオスイッチャー、オーディオミキサー、マイク3本、液晶モニター5台、PC3台、HDMI分配器、映像フォーマットコンバーター、映像コンバーター、BGM出力にiPod touchなどを用意しました。

また、複数プラットフォームへの同時ライブ配信バックアップに「LiveShell Xと、複数画面のスムーズな切り替えのためにタリーランプ・システム「FlexTallyを利用しています。

機材

タリーランプ・システムとは、複数の映像の切り替えを行う際に「今どこの映像がライブ配信されているのか」を演者・スタッフ共に一目で認識できるランプです。配信中の映像を映しているカメラのランプは赤く、次に切り替わるカメラは緑に光り、関係者にライブ配信状況を瞬間的に共有することができます。

ランプ紹介

タリーランプ・システム「FlexTally」を使うことによって、演者2名は「今自分たちの引きの絵が出ているのか、それとも手元の絵が出ているのか」をすぐに判断することができるため、映像をご覧いただいている方に見せたい作業をどのカメラで見せたらいいかを考えて動くことができます。

実際の絵

複数画面のライブ配信は多くの機材を使うためケーブルが煩雑になりがちですが、「FlexTally」はステーション(親機)をビデオスイッチャーと接続しておけば、ステーション(親機)とランプ(子機)は無線で操作可能で、ケーブルを減らすことができるのも利点です。

また今回は構成上、ライブ配信自体はWirecastというソフトを使って行なっていますが、こちらはパソコンからの配信となるため、例えばパソコンに不具合が発生したり電源が落ちてしまった場合に配信そのものが止まってしまう危険性があります。それを防ぐために「LiveShell X」を活用してます。

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LiveShell X」はパソコンいらずで長時間安定したライブ配信が可能なライブ配信機器です。ビデオスイッチャーから映像を「LiveShell X」に直接入力し、YouTube Live・Facebook Liveのバックアップサーバのストリームキー・ストリームURLを設定しておくことで、最悪パソコンが動かなくなってしまっても配信が止まることはなくなりました。有料ライブ配信など、絶対にライブ配信を途絶えさせたくない場合、このバックアップの仕組みは非常に重宝します。

こうしたZoomとの同時ライブ配信において、高性能なパソコンを用意するのが難しい場合やWirecastを使う必要がない場合は、Zoomで使う通常のパソコン1台と「LiveShell X」のみでも構成することが可能です。


Cerevo ライブ配信関連機器「LiveShell X」「FlexTally」

ライブ配信機器「LiveShell X
・PC不要、長時間の安定ライブ配信を実現
・最大解像度1080/60p。エンコードは最新のH.265も対応
・最大3ストリームまでの同時ライブ配信
・本体SDカードへの録画機能(H.264/H.265)を搭載

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汎用無線タリーランプ・システム「FlexTally
・ステーション1台、ランプ4台が1セット。別売りでランプ1台から購入可能
・30以上の主要な幅広いスイッチャーに対応
・設定変更に特別なソフトウェアは不要
・ステーションとランプは無線接続と有線接続の両方をサポート

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