【成分紹介】流行から日常成分に移り変わりつつある「レチノール」について!
皆さまこんにちは、元アトピー メンズ企画開発のやまかわです。
8月も終わりに近づき、変わらず異常な暑さが続いていますが体調を崩されてはおられませんでしょうか?
命に繋がりますので水分・塩分補給を定期的に行ない、エアコンを活用してお互い何とか乗り切ってまいりましょう...!!
さて本日はタイトルの通り、流行りの成分から日常使いに移り変わりつつある人気の美容成分「レチノール」についてのご紹介をさせて頂ければと思います(^^)/
▼レチノールとは?
名前はよく聞くけれど、改めて問われると主な働きやどんなお悩みの方に適しているか結構不明瞭と言われることの多いレチノールは、またの名を「ビタミンA(誘導体)」と呼びます。
こちらの名の方が何となく聞き慣れているかもしれませんね!
レチノールの主な効能・効果は以下の通りです。
・シワの予防・改善、肌にハリを与える。
シワは加齢によるお肌の弾力低下やお肌の水分保持機能の低下(乾燥)などが要因となることが多いとされています。(どう足掻いたって歳は重ねるものだし、困っちゃいますよね~)
もう少し深掘りするならば、お肌の内部に存在する「ヒアルロン酸」の減少によって乾燥や弾力(ハリ)の低下に繋がることになります。
※ヒアルロン酸はお肌内部に存在して、水分保持機能や弾力性をキープする役割。
レチノールにはこのヒアルロン酸の産生を促すという効果がありまして、お肌が生まれ変わって古い角質が垢となるサイクルを指すターンオーバーを正常化させながら、新しいお肌の水分・弾性をキープしてくれることでシワが出来るのを防ぐ、または軽微なシワを改善するという効果があるのです!!
ちなみに、「ほうれい線の改善に繋がるのか?」という疑問を抱く方が多数おられるようなのですが、こちらに対しては「(ほとんど)効果は見込めない」というのが定説になります(._.)
ほうれい線は頬の境界線になる為、一般的なシワよりも深い溝のようになっています。
化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)では太刀打ちできないわけですよね~...
ただし、上記の通り乾燥や弾性の低下から来るものであれば改善は難しくも、予防には繋がるのではないかなとは勝手に考えております!
・皮脂分泌の抑制
レチノールには過剰な皮脂分泌を抑える効果があるとされています。
過剰な皮脂分泌を抑えるということは、皮脂が毛穴に詰まることで引き起こされるニキビ等の予防にも間接的に繋がりますので、脂性肌でニキビが出来やすい方にはおすすめです!!
▼レチノールを取り入れる際の注意点
初めてレチノールを使われる方などには、「A反応」と呼ばれる症状(副作用)が現れる場合があります。聞いたことがある方も多いかもしれません(..)
具体的な症状として、塗布後に肌の赤み、かゆみ、皮むけなどが見られます。
A反応が出る方と出ない方は本当に様々なので、ご使用前には二の腕などの目立ちにくいところでのパッチテストを行なうことを推奨いたします!
それでこのA反応。
現れたらすぐに使用の中止を推奨する場合と、使用頻度を下げてしばらくは使い続けることを推奨する2つがあるとのこと。
すぐに中止した方が良い場合は、赤みや肌荒れ等が激しく発生してしまった場合。
そもそも刺激にお肌が耐えられていない状況にあるかもしれませんのですぐに使用を中止し、かかりつけ医の判断を仰いで頂くことを強く推奨いたします!
使用頻度を下げて使用をある程度継続することが推奨されるのは、軽い赤みや乾燥くらいの場合。
この場合でもあくまで不快な症状に変わりはないと思いますので、使用を中止してしまって構いません。
継続する場合は2日〜3日に1回程度に留め、赤み等がひどくならないか経過観察しながら使用するのがコツ。
それというのもA反応は必ずしもマイナスな反応とは言いきれず、人によってはその後に上記レチノールの効能効果に好転する為の予兆の可能性も!
A反応はもともとお肌にビタミンAが少ない人ほど起こりやすいと言われております。
そういった時にレチノール(ビタミンA)が塗布されることで、お肌の新陳代謝が活発になり一時的に赤み等が起こるとのこと。
徐々にお肌にビタミンAが補給され、慣れていくと反応は起こりにくくなりターンオーバーも正常化され、キメが整ったハリのある肌を実現出来るかもしれません!
▼おわりに
さて今回はレチノールについてのお話を長々とさせて頂きました!
レチノールに関わらず、化粧品の成分というものは人によって合う合わないが必ずと言っていいほど存在するものです。
使えない成分があるというのはストレスに感じる方も多くいらっしゃると思いますが、ある程度割り切って自分に合う成分を取捨選択出来るようになるといいですね!
レチノールに限っていうのであれば、最初はレチノール誘導体といわれるものからご使用頂くと比較的反応も穏やかかもしれません。
レチノール誘導体で有名なのは、「パルミチン酸レチノール」や「水添レチノール」あたりです!
「レチノール」と単体で記載されているのは純粋レチノールといって、効果が高い反面、反応も出やすいと言われることもあるので、最初は「~~レチノール」と記載されているものからご使用されると少しは様子見出来るかと思います(^^)/
それでは今回はここまで!
次回の記事は9/6(金)にレチノール製品の使い方についてお伝えします!
ありがとうございましたー!!
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※本記事はあくまでレチノールの成分による解説になります。
化粧品における効能・効果のお話ではありません。
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