透析業務の穿刺についての悩み
CEぷらすの編集部です。
今回も質問箱から寄せられた質問についてnoteでメンバーの意見をまとめていきたいと思います。
質問を要約すると
・CE4年目
・穿刺が嫌、苦手、自信がなく患者さん、フォローしてくれるスタッフに迷惑かけていると思っている
・「自分は現在の仕事に向いていないか」と悩んでいる
・自分のように悩んでいる人は周りでは皆無
・違う仕事に転職するかどうかも考えている
これについてメンバーの意見をまとめていきます。
今回は5名のCEから回答をいただきました!
穿刺で失敗が続き悩んだ時、上手い人の穿刺の仕方を横から見たりして自分との角度の付け方の差や針を入れる速度など色々何が違うのかを探したり、真似してみたりしていました。
それとエコーを使って失敗が多い人の血管を短軸・長軸で観察し自分の頭の中に3次元的なイメージを持たせました。
あと、自分で練習キットを作成して難しい血管に対して自主練習したりしてました。練習キットはこんなのです。なんでも屋MEブログ→失敗しないために透析穿刺上達の為の練習キットを自作してみる! 臨床工学技士の仕事は穿刺だけが全てでは無いので他でカバーできたらいいのではないでしょうか?
kasoさん
自分が簡単だと思う血管を確実に穿刺できるようになることが大事だと思います。苦手な血管はとりあえず後回しで、成功するイメージと自信を身につけるのも良いかなと。どうしても苦手なら、穿刺がない施設への転職もアリだと思います。
僕も4年目ですが(今年で5年目になります)、日々穿刺で悩んでますし、失敗もあります。質問者様だけでは決してありません。毎日穿刺して最近分かっていたことは、穿刺はテクニックの部分ももちろんありますが、最終的に「経験」と「メンタル」だと思います。失敗から多くを学び、続けることで穿刺は確実に上達します。穿刺に臨む際は「絶対成功してみせる!」という気持ちでいくといいです。それでも「嫌だ」「向いていない」というのであれば、まだまだお若いと思うので、透析以外の業務を行える病院の転職も考えても良いのではと思います。
さじ@CEさん
穿刺はあくまでテクニックであり、上達するには練習するしかないかなと思います。一回一回の穿刺を大事にして、その時得れる経験を最大限意識する必要があるかなと。確かに穿刺がない施設に移動するのもありがと思います。技士の仕事は透析だけじゃないので、もっと広い視野を持って仕事したら気持ちが楽になるかなと思います。
穿刺がCEの業務全てではないですし、もっといろんな業務を経験して、好きな業務、向いてる業務を探すのもいいのかなと思います。あと、4年目ということはまだ若いと思うので、穿刺しなくていい病院への転職も視野に入れるのも悪くないかと。「今の病院で一生働く」「今の業務(臨床)を一生続ける」という固定観念があるとしたら、それを取っ払うと気持ちは少し楽になるんじゃないかなと思います。今後、臨床工学技士にも多様な働き方が求められるのではないかと思います。
皆さん共通して言えるのは「穿刺がすべてではない」ということです。
穿刺が上手い人、得意な人、向いている人は確かにいますし、その逆も然りです。
透析といえば「穿刺」というくらい、臨床的にかなり重要な業務ととらわれがちですが、臨床工学技士全体として考えてみるとそうではありません。
私たちの意見が少しでも参考になればかと思います。