20201128大安
バブル余韻冷めやらぬ1991年2月に右前十字靭帯再腱術を受けた。当初の予定は3時間の予定だったが、膝を切開した後で人工靭帯を用意していないことがわかり、主治医と執刀医が喧嘩していた。結局、大腿筋膜張筋の筋膜の一部を剥がし、膝裏の腱を半分とって切り取った筋膜で巻いて靭帯として埋め込みチタン合金の金型止めた。それでも5時間かかった。手術中目が覚めると、腰のところにカーテンがあり下半身が見えない。ところが、右を見ると何故かピカピカのスチールの壁に血だらけの足が見えていた。
お陰様で、退院したのは4月21日と2ケ月あまりかかった。車椅子の👩🦼生活にも慣れた。当時は、通勤で京成電鉄を使っていたので足が不自由な通勤が出来る状況ではなかった。やっと通勤でき営業の仕事に戻れたのはゴールデンウィーク明けだった。当時は、良い会社そして良い時代だったと思う。
退院にあたり、チタン合金の金具は抜かなくて良いのか聞くと、どちらでも良いとのことだった。
あれから25年後の1月に事件は起きた。1月2日に右足が急にとても痛みだしどんどん腫れ、パンパンの状況になった。
骨は年とともに薄くなっていくが、チタン合金は変わらない。この日、骨から大きく飛び出してしまったチタン合金が血管を切ったのだ。内出血しパンパンに腫れている。痛いなんて言うものじゃない!
やってくれたな、最初施術した病院はナースのお仕事で外観が使われていた病院である。その後、その病院は医療事故を多発させて倒産した。
私の足は、良い味を出汁ている。そして何とか付き合っている。