頭痛の治療効果を高めるツールを医師が伝授!エムガルティ片頭痛(偏頭痛)

エムガルティを始める前により効果を実感できる効果的な使い方があるので今回はお伝えしますね。
最初にとても大切な質問があります。一緒にこたえてください。

では質問です 6つ質問をあげてみますね。
「今かかっていらっしゃるあなたの頭痛は月に何回ありますか?どの位続きますか?」
「その頭痛は一か月で何日の間寝込みましたか?」
「吐いたのは何日程度、何回ありましたか?」
「女性の方であれば生理が始まる何日前にありましたか?」
「どんな状況の時に何時間、どの程度辛かったですか」
「お薬はどういった状況の時に飲みましたか?」

今質問をしてみましたが、これを瞬時にこたえられるでしょうか?一瞬で伝えられる物があったらいいですよね。
そんな時に役に立つのが「頭痛ダイアリー」です。
日本頭痛学会のホームページにありますので概要欄に貼っておきますね。
ダイアリーを記入してから頭痛外来に通院していただくと、
先ほどの6つの質問も軽々とクリアできますし、
何より頭痛の辛さを共有できるので、
どれほど頭痛でつらい思いをしてきたかをわかってもらいやすくなります。

頭痛は目に見えない病気です。
目に見えない頭痛なので、
職場や家庭でわかってもらいにくいと悩んでいる方も多く、
「頭痛ダイアリー」はその悩みを解消できる見える化できるツールとして
とても重要な物なのです。

日本頭痛学会員であれば頭痛ダイアリーの存在を知らない人はいません。
むしろ持って行っていただくと、
わかりやすいのでありがたがられる部分があります。
片頭痛の回数が多い慢性片頭痛や反復性片頭痛という状態の方は、
エムガルティを検討いただけますし、
急性治療としてのトリプタンを飲んで頂き、
その経過も記載していただけると、
エムガルティ前後の変化を実感としてとらえやすくなります。
頭痛の回数が減ったり、日常生活の辛さが軽くなった経過を
エムガルテー開始前後で実感できるツールになります。

頭痛ダイアリーは特に毎日のように頭痛がある方にとっては、
細かい情報が書き込めるので、書ききれないほどになる方もいらっしゃいます。
エムガルティは頭痛の源になる血管の拡張や、炎症を広げたり、
痛みの伝達をする神経たんぱく質を抑える治療薬になります。

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