何もしないことの重要さ

こんにちは。今回は、何もしないことの重要さについてお話しします。

忙しく生きている現代人は、何もしないことができなくなっています。試しに1時間ほど、何もしない時間を作ってみてください。多分、15分もすればそわそわし始めて、スマホを手に取ったり、立ち上がってしまうはずです。

この現象は、私たちがどれだけ「何もしない」ことに慣れていないかを示しています。しかし、この「何もしない」という行為が、実は私たちの心と体に多くの恩恵をもたらすことが知られています。

今回は、「何もしないこと」の重要性と、それがもたらすメリットについて、詳しく掘り下げていきます。


何もしないことで脳が休まる

現代社会は情報過多であり、常に何かを考えたり、何かに取り組んでいる状態の人が多くなっています。しかし、このような状態を続けることで、脳は過剰なストレスを感じ、疲労が蓄積します。

脳にも休息が必要ですが、実際にはそのための時間を確保していない人が多いのです。

何もしない時間を意図的に作ることで、脳はリラックスモードに入り、回復と再生のプロセスを経ることができます。

脳の休息のためであれば、睡眠も同じです。できることならふかふかのベッドで睡眠を取るのが良い方法ですが、ずっと寝ているわけにもいきませんから、何もしない時間を作るというわけです。


焦っても良いことがないことを実感できる

常に何かをしていなければならないという焦りは、現代人特有の症状かもしれません。

しかし、何もしない時間を持つことで、この焦りがいかに無意味であるかを実感できます。

追われていたタスクは、実はそれほど重要じゃなかったり、焦ってやったことで、空回りしてしまうこともあります。

急がば回れ、というように、焦っても良いことがないということに「何もしない」ことで気づくことができるのです。


普段気づかないことに気づく

日々の忙しさに追われる中で、私たちは周囲の小さな変化や、自分自身の内面に起こる微妙な変化に気づかないことが多いです。

何もしない時間を持つことで、これらの変化に気づくきっかけを得ることができます。

たとえば、毎日同じ時間に同じ鳥がやってくるとか、新しいお店ができたとか、部屋のインテリアに改善点が見つかるとか、些細なことに気づくでしょう。

そうなると、生活の仕方が変わったり、価値観も変わって、人生に刺激が生まれます。何もしていないのに刺激が生まれるという逆説的な状態になるのです。


いざというときの余剰時間を作っておける

何もしない時間を持つことで、急な予定変更や突発的な出来事にも柔軟に対応できるようになります。

常に時間に追われている人は、1つでもやることが増えたら、それでパンクしてしまいます。そうならないために、1日に数時間は余裕のある時間を確保しておきましょう。

やることがなければ、何もしないだけです。もし、必要に迫られることがあれば、その余裕時間を使うことができます。

気をつけないといけないのが、余裕時間を使うことに慣れてしまうことです。それでは、時間に追われているのと変わらない状態になりますから、常に余裕時間を確保できるようにしておきましょう。


デジタルデトックス効果で健康的になる

スマートフォンやコンピュータの過度な使用は、目の疲れや睡眠の質の低下を引き起こすことがあります。

睡眠は、生活を豊かにする上でとても大切です。質の良い睡眠が取れれば、ストレスは軽減され、周りの人間関係も上手くいきます。

何もしない時間をデジタルデバイスから離れて過ごすことは、デジタルデトックス効果をもたらし、睡眠の問題を軽減します。

デジタルデバイスから解放された時間を持つことで、精神的なリフレッシュだけでなく、身体的な健康も得ることができます。

まとめ

忙しい毎日を送る中で、「何もしない」という時間を意識的に作ることは容易ではありません。

しかし、この記事で紹介したように、何もしないことがもたらす多くのメリットを考えると、その価値は非常に高いものです。

心と体の健康を守り、より豊かな人生を送るためにも、日々の生活に「何もしない時間」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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