家庭内バイリンガル教育応援コラム&おすすめの英語絵本 モス幸子
英検で子供を不幸にしない秘訣とは?
こんにちは。
家庭内バイリンガル教育を応援する
モス幸子です。
1月の話になりますが、
英検がありました。
部活の大会などに
重ならない1月の英検は、
毎年私たちの教室でも
1年の中で最も
受験する子が多い回なのですが、
思えば我が家の娘も幼稚園の頃
初めての英検を1月に受けました。
英検の受験者たちもどんどん
低年齢化していますが、
幼稚園の娘よりも
もっと小さい子たちも
たくさんいたことに驚きました。
もはや英語のレベルというより、
終わるまで静かにしていられること、
マークシートをちゃんと塗れること、
など
違うことで感心してしまうのですが、
それらができるようであれば
小学校前のお子さんでも
受験は可能です。
会場には保護者待合室もあり、
試験の直前まで一緒にいて
名前などの記入を
手伝ってあげることもできます。
幼児の英検受験において大切なのは、
「英検のための勉強をしない」
ということだと思います。
普段から海外ドラマを
視聴する習慣があったり
英語で読み聞かせをしたり、
フォニックスを使って
一緒に絵本を読んだり
と日頃から習慣的に
英語に触れている場合は、
英検5級レベルの英語は
習得できているはずです。
本番前に過去問などを使って
(英検のサイトからダウンロードできます)
問題形式に慣れさせる必要は
ありますが、
英検の単語帳を使って
覚えたりする必要は全くありません。
英検は
習得済みのレベルの級を受けるべき
であって、
まだそのレベルに
達していない級を無理に
受験することはお勧めしません。
合格することが目標になると、
英語習得の意味が
全くなくなってしまいます。
よく
「◯歳で英検○級合格!」
などのニュースを見ますが、
以前小学生で
1級に合格した子の密着を観て
唖然としてしまいました。
「ながら学習」が
身になるという理論で、
早朝からトレッドミルに乗りながら
単語帳を音読している子の姿に、
言葉が出ませんでした。
軍隊のように
身につけさせられた英語は、
果たして将来
本当に武器となるのでしょうか?
英単語の丸暗記なんて、
子どもには不自然すぎる
覚え方だと思います。
本やテレビに出てくる文章で
覚えるからこそ、
実用できる形で身につくのです。
「ガリガリ勉強するのが大好き!」
という子でない限り、
この方法はお勧めできません。
資格として持っていて
損はない英検ですが、
決して強要はしないでください。
トラウマになってしまったり、
落ちて無駄に
自信をなくしてしまっては
元も子もありません。
我が家では、
教室で英検対策している
小学生の姿を見て、
娘が「私もやりたい」と
言い出したため受けさせました。
反対に
「やりたくない」と言う息子には
受けさせません。
ゲーム感覚で取り組める
性格の子には、
挑戦させてみても
いいかもしれません。
もちろん
親子で取り組むのも
おすすめです。
お母さんが受けるのを見て
興味を持つ子もいるでしょう。
一から英語をお子さんと始めてみよう、
と思われているお母さんは、
是非過去問を眺めてみて
ご自分のレベルチェックを
してみるのも
面白いかもしれません。
英検は、有効に
楽しく
活用してみてくださいね!
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