コロナで現る第3勢力:超党派ノーマスカー集団🏥
「コロナはただの風邪です!」
政治が好きでなくとも一度は聞いたことがあるかもしれません。
国民民主党と名前が混同しやすい『国民主権党』の平塚正幸氏が街頭で喋っていた内容です。
都知事選は恐らく最初から当選を考えてなかったのか、寧ろ小池が当選することが分かり切った中でCMとして都知事選を活用したのか、選挙期間中はこの1点のみを繰り返していたものです。
「どうせコイツの活動なんてすぐ終わる」
そう思った人もきっとたくさんいるでしょう。しかし、現実にはそうはならなかった。むしろ、その勢いは着々と伸ばしていると言っても良いかもしれません。
🏥クラスターフェスで顰蹙買うもへこたれず
国民主権党が勢力を伸ばすキッカケは、何を隠そう、クラスターフェスだったんじゃないかなと思います。当然、クラスターフェスは大顰蹙を喰らいました。その後も時折顰蹙を喰らって中止になるも、やはり地道に勢力は伸ばしていると言わざるを得ません。
と言うより、この『クラスターフェス』という名前が一見どうでも良いようで良くできていて、政治運動をまるで娯楽のように楽しむ感覚で支持者は参加できたのです。
日本においてノーマスク運動は欧州のそれに比べて大人しい部類ですが、それでもノーマスカーは政治界の第3勢力として、着々とその行動範囲が広がりつつあります。
🏫ノーマスク運動は従来の党派性を超えてしまった
ノーマスカー集団が第3勢力化してしまったのは、藤井聡氏もかなり影響したんでないかと見ています。
京都で反ワクチン運動をしてる人から受け取ったビラには、藤井聡氏と武田邦彦氏がタッグを組んで反自粛運動を展開しているということでした。それまで自民に批判的だった藤井聡氏に、自民に肯定的だった武田邦彦氏のタッグは私にとって「これは緊急事態だ」と思わせるには充分でしたね
小林よしのり氏もノーマスク運動を展開しているし、これは平塚正幸氏だけの影響力ではありません。
💊風邪くらい引いて何が悪い/同調圧力が嫌
さて、国民主権党はまだまだ勢力は伸びるであろうと思われます。
思うに、れいわ新選組が台頭した辺りから、今後無党派を取り込んでいけるのはほぼ第3勢力になるんだろうなと言う感じはするんですよね。
なんで彼らが議席取れたかって、それは無党派の支持を取りこめたからではないかと思います。れいわ新選組の支持者の中には、従来の与野党共に失望している人が少なくないのではないでしょうか。
じゃあ国民主権党はどうかって言うと、これもまた無党派の支持を取り込みます。
既存政党に関して言えば、与野党共に「マスクしろワクチン打て」と言ってること自体に変わりはなく、ノーマスカーからすればマスクもワクチンも御免なのですから、そりゃ自民も維新も共産も支持できるはずがありません。
立憲も含めて既存政党は自分の声を拾ってない。そこで現れたのが平塚正幸という人物でした。
「コロナはただの風邪です!」
そもそも何故コロナが怖いのか。感染リスクを承知している人にとって、一番怖いのは感染そのものではなく、感染を許さんとする空気の方。強いて言えばマスクやワクチン強要という、ある種の同調圧力の方が恐ろしいってことです。
こうした声を上手く拾ったのが平塚正幸氏であり、あるいは藤井聡氏や小林よしのり氏と言った「個人」となりました。これらの個人が集まることで、第3勢力化していきます。
🐦従来政治勢力と異なる特徴:リア充も取り込んだ
従来のネットポリティカラーというのは、与野党どちらの支持か、保守かリベラルかなどというところで、ほぼ二極化していました。政治的主張の殆どはツイッターで行っており、かつネットの居場所はツイッターしかないというところで、実は左右共に一致していたのです。恐らくですが、現実世界におけるポジションって言うのが、与党野党、どっちの支持をしていたとしても、各々の生活は案外似ていたのかもしれません。
強いて言うと、政治に対する不満以上に、会社に対する不満が大きかったんじゃないかとも思うわけです。
ところがノーマスカー勢力は従来とは全く異なる気質の人間も取り込みました。それがリア充です。
少なくともリア充はツイッターで行われてる極論同士の言い争いなど、殆ど無縁の存在だったでしょう。それがコロナで状況が一変しました。
従来と異なる点、それはインスタグラムを使ったノーマスク呼びかけが行われるようになったところです。
従来の政党支持者はインスタグラムを苦手としていたと言っても過言ではありません。インスタグラムはややリア充度の高い人が使っていますから、非リアな既存政党支持者としては、インスタなんてやる気が無かったのです。
そんなインスタ勢がノーマスクデモをインスタで配信するようになったことが、従来の政治勢力と大きく異なります。即ち、リア充の取り込みをしているということですね。
まぁリア充だった人からすりゃ既存政党は与野党共に「我慢しろ我慢しろ」と言い続けてきてるようなもので、冗談じゃないというわけです。
そこに平塚正幸が現れた。
「そうだ、堂々とノーマスクで歩いて良いんだ、コロナは茶番だ!」ということで、平塚正幸氏が開けた風穴は、少しずつ関西でも広がりつつあり、それまで政治に参加してこなかったリア充寄りだった人が、インスタも使って「みんながマスクを外せばコロナは終わる! ワクチン止めよう!」を展開するようになりました。
恐らく、この勢いはまだ伸びます。
まぁ私個人としても全面支持はしないまでも、彼らに一定の理解は持っていて、馬鹿げた自粛なんか止めて、普通に人生楽しみましょうよと思いますけどね。
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