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サザンオールスターズ20周年記念 お祝いメッセージ

1998年7月31日放送
金曜テレビの星『サザン20周年緊急特番 バカさわぎの腰つき!!』

MCは寺脇康文・岸谷五朗



トータス松本(FAX)

サザンオールスターズのみなさまへ
20年といえばアンタ、ふたむかしですよ。
ヒェーーーーッ!!
必要以上にオドロイテみせる



スガシカオ(ビデオレター)

サザンオールスターズ20周年おめでとうございます。
えーっと、僕はですね、ちょうどサザンがデビューした頃って、たぶん小学生ぐらいだったと思うんですね。クラスの友達がたくさん歌ってたのは覚えてるんですけど。僕自身が、実際サザンオールスターズをすごい意識するようになったのが、中学生ぐらいの時だったと思うんですね。桑田さんは僕よりたぶん、一回り歳が上なんですけど。当時テレビで観てた時は、しっちゃかめっちゃかに暴れまわってたんで、この人は大人なのか子供なのかよくわからないなあ、っていう印象がすごくあった思い出がありますね。



広末涼子(ビデオレター)

こんばんは、広末涼子です。
サザンオールスターズのみなさん20周年おめでとうございます。
20周年って聞いてすごくビックリしたんですけれども、だからだなあと。すごくこの間も、アルバムをやっぱり夏、サザンをとっても聴かせていただいてて、車の中で聴いたりしてる中で、ほとんど知ってるんですよね。やっぱり、私よりもお年上ということで。この間、私は18になりましたんで、2年も2歳も年上ということで。だから、たくさん聴かせていただいてます。
私のサザンの好きな曲はですね、『真夏の果実』。「♪四六時中も好きと言って」。あの、すごい大好きです。聴かせていただいてます。これからもガンバってください!

高校三年生の夏、18歳の広末。

岸谷:(サザン結成は)20年前ですから。
寺脇:生まれてないんですから。
岸谷:だからあの、広末さんなんかは、みっともないデビューを知らないわけですよ、サザンの。
桑田:なんだよ、お前は!うれしいなあ、おい!



山崎まさよし(手紙)

サザンオールスターズのみなさん20周年おめでとうございます。
サザンと聞けば、やはり暑い夏を思い浮かべます。喉の渇きを癒すどころか、益々カラカラにしてくれる桑田さんのボーカル。あと20年ガンバってください。

サザンといえば夏。夏といえばサザン。

岸谷:なんか、「夏だけ」っていう感じがしますね。
桑田:いやいや、俺たちはね、“ニセTUBE”ってよく言われますけどね。
寺脇:“ニセTUBE”。
桑田:TUBEより長いんだから、これが。ええ。
岸谷:“ニセ歴”が。
桑田:“ニセ歴”…違うよ!

日本の夏はTUBEとサザン。



岡本麗(ビデオメッセージ)

この20年間、私はとても幸せでした。サザンと同時代に生きられたことを本当に幸せに思ってます。
サザンといえば何度も私はコンサートに行ったんですけども、私結構チビなもんですから。そうすると私なんかは、摩天楼の中に埋もれたようになって、もう全く見えなくなっちゃうんですね。それがドラマでですね、大道具さんがこのぐらい(約15cm)の厚さの、すごい長さの発泡スチロールの板を捨てようとするんです。それで私は「あの、端っこの方切って、私に一つください!」って言ったら、くださったのがこれ(実物持参)で。これはもう安定してまして、すごくいいんです。まあ、今はこういうの(ポックリ靴)がありますから、こういうので大いにコンサートを楽しんでください。
ええ、それと…そうですね、あぁ♥頭が真っ白になってしまいました!

サザンを好きな著名人は多い。

寺脇:サザンのコンサート観に行くと、本当いろんな有名人に会えますよ。
桑田:ああ。
寺脇:そうですねえ。
岸谷:サッカーの川口(能活)いましたしね。
寺脇:ああ、いましたね!
岸谷:ちょっと白髪でノッてるオッサンがいるなと思ったら筑紫哲也さん。
桑田:ああ。
岸谷:「♪パヤッパヤッパヤ」(でノッてる)。
桑田:それ番組のタイトルの時(『NEWS23』のオープニング曲)!サザンの曲じゃないじゃん。



加山雄三(ビデオメッセージ)

桑田くんはねえ、湘南の人間としては、やっぱり誇りだな。もう湘南サウンド、彼ほど立派にね、継承したっていうか、もうほとんど確立したのは彼だなと僕は思ってるし。とにかく”夏”っていえばサザンの音楽っていうか、もう俺、でもそれ聴いちゃって。もう本当に世界に誇れるエンターテナーだね。
桑田ガンバれ!いいなあ。



奥田民生(ビデオメッセージ)

サザンオールスターズ生誕20周年おめでとうございます。
20年前は僕は13歳ですから、中学生でした。『勝手にシンドバッド』はレコードを買いました。
初めてサザンを知って20年も経って、桑田さんに会って4年も経って、僕の生誕70周年記念も、もうすぐだなあと思います。

頭にタオルを巻いている民生。

桑田:大工さんみたいですねえ(笑)。民生ちゃんねえ。



森雪之丞(ビデオメッセージ)

サザンオールスターズ20周年おめでとうございます。
もう20周年。20年バンドをやるっていう事は、それだけでスゴいことなんだけど。とにかく桑田くんがこの日本のロック界に現れなかったら、日本のロックの詞はここまでヒドくならなかっただろう、そういうふうに思います。これはでも、良い意味で言ってるんだからね?

桑田と親交のある、作詞家・森雪之丞。

桑田:雪之丞さんとよくねえ、一緒にお酒なんか飲むんですけど。やっぱり逆に教えていただきました、いろんな事を。
松宮:いろんな事?
桑田:エッチも。
松宮:エッチ?
桑田:うん。エッチな”詞”よ。
岸谷:詞をね。
桑田:”エッチを”じゃないですよ(笑)



山下達郎(音声メッセージ)

サザンオールスターズ20周年おめでとうございます。山下達郎です。え~、結婚式のスピーチみたいだな。
桑田くんという人は、僕にとって、とっても不思議な人で。ものすご~く無垢な部分と、ものすご~い下世話な部分がですね、何の違和感もなく共存している人でありましてですね。いつもそういう彼の姿勢に、大変大きな刺激を受けております。彼のチャレンジ精神に負けないように、私自身も前向きにこれからもやっていきたいと思います。
おめでとうございました。山下達郎でした。


竹内まりや(音声メッセージ)

桑田くん、原坊、そしてサザンオールスターズのみなさん、デビュー20周年おめでとうございます。
サザンとはいろんなご縁がありまして。彼らが何といってもスゴいのは、あの頃と、人柄もパワーも全く変わってないということだと思います。どうぞこれからも日本のポップスの王道を行く、”我らのサザン”で居続けていてください。
本当におめでとうございます。竹内まりやでした。



JUDY AND MARY(ビデオメッセージ)

TAKUYA:この度はサザンが20周年記念ということでですね、おめでとうございます!
YUKI:おめでとうございます!ワッショイ!ワッショイ!
TAKUYA:僕からするとですね、6歳からなんで。まだモノの良し悪しもわかんない時にですよ、テレビつけたら流れてて、街では流れてるわけで、ほぼ洗脳されてるに近い状況なんですね、サザンオールスターズっていうのは。世の中の人、ビートルズが良いとか言いますけど、僕にとっては遥かにやっぱサザンですねえ。
YUKI:うちのお姉ちゃん、ずーっと「SEXしたい」って言ってた、桑田さんと。原坊さんと結婚したでしょ?あの時、記者会見で「由子~!」って歌ったじゃないですか『いとしのエリー』で。あれ私も観てて、お姉ちゃんすんごい泣いてた。

聞き捨てならない一言が。

桑田:ジュディマリの姉ちゃんが「SEXしたい」って言ってたの…俺、脱いじゃいましたよ、もう。



明石家さんま(ビデオメッセージ)

こんにちは。明石家さんまです。20周年おめでとうございます。
まあ、私も20何年芸能界にいるんですけども、その時にはお祝いのコメントもいただけず。20年そこそこで、何がおめでたいんだと思っておるんですが。
突然のデビューで『勝手にシンドバッド』で、私は「これで終わる歌手やな」と思ってたんですが、その予想も当たらず。その予想すら当たらないのに、競馬が当たるわけがないんですが、まだ競馬をやり続けております。


CMのギャラ

それから、まあ個人的には『KAMAKURA』というアルバムのコマーシャルの時に、ほんの一週間前に急にお願いされまして、「出てくれ」と。ほいで、「時間がない」言うたら「2時間。深夜でもいいから」。深夜は寝るんですよ、普通。
私が、その口パクで歌った『KAMAKURA』のCMが非常に評判が良くって。ありがとうございました、ギャラがCDウォークマン一個という。あの頃、電通・博報堂から「ええ!」という、たしか日本で一番CMギャラが高かった頃だと思うんですが、まさかCDウォークマン一個とは。


『アミダばばあの唄』

しかし、私もそれでは黙ってませんでして、『アミダばばあ』の曲を作らせた思いがありますが。
そして私、曲作りの時に「すいませんが、“アミダくじ、アミダくじ、ひいて楽しいアミダくじ” と、このフレーズを入れて作ってくれ」と言うと、頭を抱えてたことが覚えております。
ほいで、「マイナーとメジャーどっちがいいの?さんまちゃん」と聞いて、私意味もわからず、何がマイナーで何がメジャーなのかわからなかった頃「おー、えーほー(良い方)」って、ワケのわからん(返答)してしまったことを覚えております。


正月の餅つき

私が結婚したばかりで、正月だったと思うんですけど。年末に桑田くんに「餅つきやるけど来えへんか?」言うて約束して、「あ、そしたら家族で行かせてもらうよ」とか言って、「あ、そしたら明日餅つき、家の中庭でやるんで来まっか?」言うて「おー、行くよ」って言ったっきり連絡もなし。そして今はその家もなし。餅をついた思い出も、私の心の中から今消えようとしておりますが。最近餅はついてませんが、本当にウソはついて。明日、昼間ウソつくんでキミも来えへん?と誘いたいです。

桑田とは同学年のさんま。43歳の年。
古くからの付き合いで、エピソードも豊富。

寺脇:ギャラがCDウォークマン一個っていうのは本当なんですか?
桑田:あ、本当です。
寺脇:付き合い長いですよね。
桑田:でも、あの餅つきの話は…あれ断ったんですけどねえ。



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