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なぜ絵が下手な人を「画伯」と呼ぶのか?
元々、「画伯」とは絵が上手い人を指す言葉。
いつから絵が下手な人を「画伯」と呼ぶようになったのか。
『ガキの使い』(1995.2.12)
「目指せルーブル美術館!ゴッホ松本のお絵書き道場!!」
同じテーマの絵を松本・浜田とスタッフ数人で描いていく企画。
浜田:さあ、画伯。
松本:ええ。
浜田:まああのー、あなたが絵が上手いっていうのは、もう大体の人間は知ってるわけですけどもねえ。
松本:そうですね。
絵が上手い松本人志=画伯。
浜田:今日はね、一応画伯に、まあ挑戦じゃないけども、同じテーマのもんをみんなで描いてみて、(松本に)批評をしていただいて、やってみようと。こういうことになってますんで。
最初のお題はミッキーマウス。
浜田の描いた絵を見てみると、
松本:子ども逃げるわ!
浜田の絵が下手なことが明らかになる。
したがって、次のお題からは、
松本:さあ、ほんなら”バカ画伯”を見てみましょう。
「バカ画伯」呼ばわりされる浜田。
その後も次々と独特な絵を生み出していく。
松本:”バカ画伯”のコレクションがこんだけ集まりました。
浜田:あはははは(笑)
松本:振り返ってみましょう。
松本:お前に言葉ってあって良かったよなあ。お前、言葉なかったら、字ぃだけでしか会話でけへん時代に生まれてたら、お前ホンマ無口やで~。
その2カ月後、第2弾が放送される。
「ゴッホ松本・アホ画伯浜田のお絵かき道場 文化人編!!」
前回タイトルから「アホ画伯浜田」が追加。
松本:前に一回やりまして、あなたの絵のヘタさ加減が、イヤというほどみなさんの心に残りまして。
浜田が「バカ画伯」「アホ画伯」と呼ばれていたものが「画伯」だけになり、その後ダウンタウンの番組以外でも使われるようになっていった。