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ナイナイ岡村隆史 中学の相方と茨木西高校に入学
岡村隆史の相方
『ピッカピカ天然素材!』(1995.2.23)
岡村:中学時代の僕の相方みたいなもんですね。
矢部:ほお。
岡村:中学時代、ずーっとコンビ組んでたと言っても過言ではない、石井せいきくんをご紹介したいと思うんですけれども。
岡村隆史の元相方・石井くんの自宅で撮影。
岡村:中学から、もうずっと俺ら、お笑いコンビやったから。
矢部:お笑いのコンビ組んでたんでしょ?一応。
岡村:そうそうそうそう。
矢部:”学校の遊び”といえども。
岡村:”学校の遊び”といえども、東淀中学校を笑いの渦に巻き込んだ、俺ら2人やから。東淀中学校では、この2人知らんヤツっておらんかったからね。
大阪市立東淀中学校出身の2人。
茨木西高校に入学した理由
岡村:僕、もう中学校からずっと一緒で。
矢部:ええ。
岡村:中学・高校と一緒やったんですけども。僕がね、茨木西高校に入った理由っていうのが、もう石井くんにあるわけですよ。
後に相方となる矢部浩之と出会う場所、茨木西高校。
前の相方が岡村の運命を導いた。
岡村:あの~、一緒にね、学校見に行った時に、茨木西高校にこんな太い、こんなデカい鯉がおったんですよ。
矢部:はいはいはい。
岡村:それを見るやいなや、ホースでね、冬ですよ、冬眠中ですわ、動かないんですけど、ホース突っ込んで。
矢部:ホースを?
岡村:「起きろ!コラァ!」言うて、(石井くんが)鯉追い回してですね。
石井:(笑)
巨大な鯉に興味津々な石井くん。
岡村:ほんで、まあ茨木西高校にするか、それとも他の高校にするか、みんな迷ってたんです、7人ぐらい。
矢部:はい。
岡村:で、「石井、お前どこ行くねん?」「どっち行く?茨木西高行くか?」って言うたら、「どうしようかなあ…俺でもなあ、やっぱ西高がええねん」って言うわけですよ。
矢部:おうおう。
岡村:「なんでやねん?」って言うたら、「あのデカい鯉、俺がもっと大きく育ててみせる!」って言うて(笑)
石井:(笑)
岡村:それで、「よし、わかった!俺も手伝う」っていうことで、茨木西高校2人で入ったんですよ。
矢部:あ、そんな変な理由から(笑)
岡村:ええ。
高校を決める理由になるほど鯉に惹かれた石井くん。
そして、その決断に乗った岡村隆史。
岡村:その年の夏に死んでしまったんですけどね。
矢部:鯉が。
岡村:鯉が死んでしまったんですけど。
矢部:あきませんやん。
石井:うん。あの~…
矢部:育てるんちゃいますの?
石井:育てとってん、2人で。
宣言通り、茨木西高に入学して鯉を育てていた。
矢部:育てとったんやけども、死んでしまった。
石井:ていうか、あの~、なんていうの、入った時はスゴい鯉が跳ねとってん。
矢部:はい。元気良かったんですね。
石井:元気良かった。で、……ちょっと待って、(急に立ち上がり)写真持ってくる。
岡村:何の?(笑)
石井:鯉の写真や。
岡村:写真なんかええって!(笑)
一年後輩の矢部は、その鯉を見ることはなかった。
元相方 vs 現相方
石井:ていうかな、俺もう、テレビ見とってムカつく時あるわ。
矢部:僕にですか!?
石井:うん。
矢部:なんでですの!
石井:ちゃうねん。
岡村:ちょっと言うたって。
矢部:え、僕、何があきませんか?
石井:今日、ホンマそれ言おう思って。
矢部:はははは(笑)
石井:ふふっ(笑)
中学時代の相方から矢部に一言物申す!
岡村:あ、やっぱ”お笑い”として、やっぱ出来上がってない?
石井:ていうか、岡村が”ほしい時”にきてない。
矢部:はははは(笑)。え、ボケてる時?
石井:ボケてる時に。
矢部:「今、おい矢部いったれよ!」「ツッコんだれよ!」っていうことですか?
石井:ていうか、う~ん、岡村が「こい!」っていう信号がきてんねん。
矢部:あ、出してるんですか?相方は僕に。
石井:出してんねん。
矢部:けど、僕は気づいてない。
石井:うん。俺はいってたけど。
岡村の元相方として矢部にライバル意識むきだしだったが、結果的に石井くんがナインティナインのコンビ結成に大きく貢献していた。