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「若い頃に芽が出なかったらムリ」って誰が決めたの?

武道館に立ったアーティスト、オリンピックに出たアスリート、成功したビジネスマン。そういう人たちのほとんどは皆、若い頃、子どもの頃、小さい頃からそれをやっていた。

ずっとずっと自分を信じて、ずっとずっと努力して、どんなに笑われてもけなされても続けてきた。そういう物語を見ると、ガッカリする。
「あぁ、やっぱりこの人もか…」と。

若い頃、子どもの頃、小さい頃からやっていたこと。少なくともその芽、その傾向を、幼いころから何かしらで見せていた人しか“成功”しないと思われているのは、なぜなのだろう。

37才でダンスインストラクターになったわたしは、幼いころから大の運動キライだった。体育の成績は5段階評価でいつも1か2で、6年生のときに跳び箱の4段が飛べなくて、みんなに笑われた。

わたしにとって体育は“恥”以外の何ものでもなかったのだ。

ダンスの別の要素で言えば、音楽だけは子どもの頃から好きだった。学校にも家にもどこにも居場所がなかったなかで、音楽の授業だけが心の救いだったことは、確かに今につながっているのかもしれない。

ただそれは気持ちだけで、ピアノとか楽器とか歌とか、何かしら音楽的要素での秀でた成功体験というものは、やはり体育と同じように、ひとつもなかった。

だからわたしにはムリなんだ。
どんなにがんばったって、“この年”からじゃムリなんだ…

そうやって、年齢を言い訳に逃げる理由にしそうな自分が出てくるときが、しょっちゅうある。

いや、でも待って。
「若い頃に芽が出なければムリ」って誰が決めたの?

大人になってから芽が出る人だっているよ。
子どもの頃になんの芽も出なくても、もっともっと年を重ねてから花が咲くことだって、あるんだよ。

若い頃になにもできなかった自分はぜんぜんダメじゃない。だから結局なにもできないなんて、ありえない。だってあなたが長年積んできた経験こそが、宝だから。

「その年からじゃムリ」という呪いをかけているのは、他でもない自分自身。そこに気づけさえすれば、自分への声かけさえ変えればいい。

年じゃないのだ。
心なのだ。

大丈夫。
まだまだできることはたくさんあるよ。



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*𝔽𝕖𝕞𝕚ℝ𝕚𝕤𝕞*古川明美『社会に求められるわたし』ではなく、『わたしがありたいわたし』として生きながらも【わたしらしい美しさに目覚める】ためのコンテンツを配信。✦ダンスインストラクター


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