親から子への愛情より、子から親への愛情のほうがずっとおおきいのかもしれない
「だっこ だっこ かあちゃんだっこーーー」
こどもは抱っこがだいすき。
わが家のこどもたちは、どちらかを抱っこするとかならずもう片方も、「ワレもワレも!」と言わんばかりに抱っこをせがんでくる。
2才と4才、合計体重約30キロ。
2人まとめて抱っこすると、それはそれは重いのだけど、こんなに抱っこさせてもらえるのもきっと今だけだろうと、せがまれたときはできるだけ抱っこしてあげようと思っている。
「ぼくも!ぼくも!だっこして!!」
下の娘を抱っこしていると、すかさず上の息子もかけよってくる。
「しかたないなあ。」
と、2人とも抱き上げると、ずっしりと重い。
こどもたちの親への愛情表現はほんとうにストレートで、「かあちゃんだいすき」と日に何度も言ってくれる。
まだ上手におしゃべりができない下の娘でさえも、日に何度も「ぎゅー」と言いながらわたしや夫にしがみつきにくる。
その愛情表現はアメリカン映画さえびっくりなほどまっすぐに、こちらに向かってくる。
抱っこしてあげている、と思い込んでいたけれど、実はこどもに抱っこしてもらっていたのかもしれない。
守ってあげている、と思い込んでいたけれど、実はこどもが守ってくれていたのかもしれない。
そう思うとなんかだ余計にいとおしくて、これからもいっぱい抱っこしてもらおう、と思った。