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踊ると美しくなる理由

「動きが心のありように大きな影響を与える」。そんな領域に足を踏み入れたきっかけが、まさにダンスでした。

「ダンスをすると楽しい気分になる」とか、「踊ると有酸素運動になる」といった単純な話ではありません。踊ることは、それよりもはるかに深い意味があるとわたしは思っています。

「『ありのままの自分の身体を愛そう』なんてよく聞く言葉だけど、それができれば誰も苦労しないよ…」と、ずっと思ってた。

どこかの自己啓発系のネット記事で、「そうだよね!」って共感したことは何度もあるけど、そのマインドが続くのは最初だけで、時間が立つとまた元の“自信のない自分”に戻ってしまう…。そんな日々を、何度も繰り返していました。

デジタルな時代で、安易な情報やそれっぽい共感記事はいくらでも手に入るけど、どれだけ頭では理解した気になり、「今日からわたしは生まれ変わる!」と思っても、わたしたちの身体は、実体験を伴わない情報はすべてもれなく忘却されるようにできています。

だからこそ手を使い、足を使い、心で感じ、他者と関わり合い、時には凹み、悩みながら、自分自身の心と身体を通して答えを掴み取る、という実体験が必要なのだわたしは思います。

わたしは幼いころから大人になるまで著しく自己肯定感が低く、どんなにダイエットをしても、髪型やメイクを変えても自分に自信が持てず、自分自身の人生を生きているという実感さえも持てずにいました。

しかし、大人になってからダンスを始めたことをきっかけに、わたしの身体は内側も外側も大きく変わりました。

それは本質的に自分の身体を受け入れ、生まれ持った身体を内側から愛おしむ、言うなれば「内側と外側が一致する」という感覚でした。それはまさに、「自分自身の人生を生きている」という実感そのものでした。

ダンス特有のリズムを伴う動きは、わたしたちの生態の特定の部分につながり、それが自分の感情の理解と調節を後押しし、人間としての根源的なかたちで自分自身と、そして他者とつながる方法を教えてくれます。

その繰り返しが、自己をありのままに肯定し、その人らしい美しさに目覚めるきっかけとなるのです。

ダンスはもともととても原始的な自己表現方法です。まだ言葉が発達していなかった時代から、人はリズムと音楽と身体表現によって自分自身の存在を確認し、他者と関わり合ってきました。

ダンスには、頭で考えるだけでは超えられない、その人自身の芯部に触れることができるチカラがあります。

そこに、社会の規範で求められた美しさではなく【あなたが持って生まれた真の美しさ】のヒントが隠されています。

わたしたちの身体は、“完璧な体型”を目指すためにつくられたんじゃない。それは毎日生きたいところに行き、好きなものを食べて、着たい服を来て、大切な人を愛し、夢や理想を描き、やりたい事をやるために与えられた、大切なもの。

この体型のせいでやりたいことができないと嘆くのではなく、この身体のおかげで、今この瞬間も大切なわたし自身と一緒にいられることの奇跡に、目を向けてみてください。

そこには、「とりあえず見た目だけ痩せる」とか「ファッションモデルのような人になる」といった数値的、社会的なものを超越した、「自分自身の人生を生きる喜び」という新しい世界が待っています。

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*𝔽𝕖𝕞𝕚ℝ𝕚𝕤𝕞*古川明美『社会に求められるわたし』ではなく、『わたしがありたいわたし』として生きながらも【わたしらしい美しさに目覚める】ためのコンテンツを配信。✦ダンスインストラクター


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