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子育ちエッセイ

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たまらなく愛おしいと思うこともあれば、どうしようもなくしんどいと思うこともある育児。その両面をコトバにできたらと思っています。
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#家族

“夫婦”という、最小単位の多様性

“夫婦”という、最小単位の多様性

「人はそれぞれみんな違うのだから、その違いを認め合おう」「個性をのばそう」と言うけれど、子どもの個性は認めるのに、夫の個性は認められないときがある。

夫婦とは、社会的に見て最小単位の多様性である。

もちろん“社会的に見て”という言葉を外せば、それより小さくてすべての大元になる多様性は、個人、つまり“わたし”であることは言うまでもない。

すべてはまず自分で自分の個性を受け入れ、認める、という作

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しあわせは、今日、君と笑い合えること。 子育てはきっと何才からでもやり直せると信じたい。

しあわせは、今日、君と笑い合えること。 子育てはきっと何才からでもやり直せると信じたい。

「3歳までに受けた教育によって形成された性質・性格は、100歳になっても根底は変わらない。」

「7歳までの育児環境が、その後のその子の人生に大きな影響を及ぼす。」

「○才まではこう育てよう。」

育児におけるこれらの格言のような言葉たち。
先人から生まれたこれらの言葉には、その叡智がつまっている。

これらの言葉から多くを学ぶし、時に救われることもあるのかもしれない。
けれど同時に、これらの言

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君との思い出のすべてを記録に残すことはできないけれど

君との思い出のすべてを記録に残すことはできないけれど

写真を撮ることがニガテだ。

もう少し具体的に言うと、写真を撮っている自分の姿を想像すると気恥ずかしいのだ。
単に斜に構えているだけなのかもしれないけれど。

どうせ撮るなら記録的なものではなく、自分なりに狙った構図や色合いで撮りたいというこだわりもあるかもしれない。だから、気軽にどんどん写真を撮れる友人に憧れる。

絵日記ブログとかもいいなぁとは思うけど、私にはとてもできそうにない。

だからせ

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その手に握りしめている手綱を手放すために

うちの夫は、家事育児の天才かもしれない

と、思うことにしてみた。

いや、実際に、うちの夫は本当に天才なのだ。

子どもの遊び相手をすることも、兄妹ケンカをなだめることも、私よりずっと上手い。すぐに「ダメ」とか「やめて」とか言っちゃう私とは大違いだ。(「私と違って、あなたはたまにしか子どもと関わる時間がないからそういう余裕があるんでしょ」って思っていることはナイショ。)

家事だって、大抵のこと

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手当ての効能。

手当ての効能。

息子と娘が、ダブルで風邪を引いた。
田舎の古民家で暮らす我が家は、朝晩がかなり冷え込むため、もう7月になるというのになかなか長袖が手放せずにいた。日中の暑さとのあまりの差に、衣服調節の難しさに悩む日々の中での子ども達の夏風邪は当然とも言える。

しかしやはり子どもが風邪を引くと、親としてはどうしても自分の中の罪悪感がチクリと痛む。「あぁ、また風邪を引かせてしまった…」という自責の念と共に、「夜冷え

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風邪とジブリと家族の記憶

風邪とジブリと家族の記憶

やっと頭が少しずつ正常に動くようになって来た。目の前の景色が少しずつ、現実味を帯びてくる。

昨日までの世界は、まるで宇宙か深海の中にでもいるような気分だった。

今もまだ頭に大きなヘルメットをつけているような感覚は消えず、透明なフィルターを通して映像を眺めているようだ。

ただの風邪かと思っていたそれは、とんでもなく強いインフルエンザだった。
娘からはじまったそれは、私へと移り、なすすべもなく次

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冬の風邪

冬の風邪

夏に風邪を引くと鬱陶しいとしか思えないのに、冬の風邪はツラい反面、どこか心の奥がホッとした気持ちになる。きっと誰かに「そんなにがんばらなくていいよ」と言われているような気持ちになるからだ。
…なんて言えるほど、普段がんばって生きているわけではないけれど。

そんなことを言っていられるのもきっと今のうちで、明日になればそんな自分のセリフを後悔するのだろう。どうやら、風邪を引いたようだ。 

フとオレ

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『料理=愛』ではない

『料理=愛』ではない

「あー今日何作ろう・・・」

それは多くの親にとって、最も頭を悩ませる事の一つなのではないか。

先日朝日新聞のコラムに、こんな一言が載っていた。

料理は愛情でもなければまごころでもない。料理は知識であり、技術なのだ。
ー中略ー
「食べさせる」とか「作ってもらう」なんて思っていると、料理は「義務」や「重荷」に、ひいてはイサカイの原因や不満のはけ口にもなる。食べたいものは自分で作るのが基本である。

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